概要
東京ムービーが製作した劇場用中編アニメーション作品。1972年12月17日公開、東宝配給、カラー34分。同時上映はゴジラ電撃大作戦(怪獣総進撃の再上映版)。
祖母が出かけてしまい、ひとりで留守番をする少女・ミミ子と、動物園から脱走してきた父子のパンダとの交流を、ほのぼのとしたタッチで描く。1973年3月17日には続編『パンダコパンダ 雨ふりサーカスの巻』が公開された。
元々は『長くつ下のピッピ』のアニメ化の企画だったのだが作者の許可が下りずに頓挫していた。そこに当時、日中友好の一環として中国からパンダが上野動物園に贈られたのをきっかけに、日本に空前のパンダブームが起こった事が合わさり、パンダをテーマとしたオリジナルアニメとして企画が改変されて制作された作品である。
製作者には高畑勲、宮崎駿、小田部羊一、原画には近藤喜文と、後の日本アニメ界のビッグネームが名を連ねている。
2024年3月に東京ビッグサイトで開催される、『ファミリーアニメフェスタ2024』に出展ブースとして、参加。
主人公のミミ子の設定は前記の経緯から『長くつ下のピッピ』主人公のピッピをモデルにしている他、劇中のパンダの造型は、後に宮崎が手掛けた「となりのトトロ」の原型とも評される。
キャラクター
雨ふりサーカスの巻
関連動画
【劇場用中編漫画映画『パンダコパンダ』 オープニングテーマ「ミミちゃんとパンダコパンダ」】(1972年12月17日東宝系列全国劇場公開・総天然色34分)
※作詞:真田巌/作曲:佐藤允彦/歌:水森亜土(『トムス・エンタテインメント(旧名・東京ムービー)』公式YouTubeチャンネルより転載)