声 - 上田みゆき
概要
科学忍者隊ガッチャマンIIに登場する本作品のキーパーソンである。
本名はシルビア・パンドラ。
科学忍者隊からは母親,姉,昔お世話になった学校の先生の面影を感じている。
第26話より、南部博士の秘書として登場する女性科学者。
科学者の分野
ロボット工学やサイボーグの研究が専門のようだが、他にもサイキックパワーの増幅や探知を行うシンレーダー(27話)、動物と意思疎通ができるようになる脳波解読システム(40話)を開発するなど、研究分野は多岐に渡る。
また当初のジョーはパンドラ博士を迎える時にギャラクターが現れたのを知っていたことでパンドラ博士を警戒し、パンドラ博士がサイボーグ分野だと知り、自身がサイボーグであることを隠していることがバレてしまうのではないかと思っていたが第27話の最後にパンドラ博士や南部博士により、仲間達にバレてしまう。
ゲルサドラとの関係⁉︎
第42話ではリッチマン三世に変装したゲルサドラを見るとテレパシーにも似た妙な感覚を感じるが、その後も度々、ゲルサドラとの間に感覚の共振現象が起こる。
実は未亡人。
海難事故で死んだ夫•ドメニコ・パンドラ(声:千田光男)と行方不明の幼い子供がいる。
第1話でそのことは豪華客船で迷子になっており、総裁Xの来訪で豪華客船は沈没したが、何故パンドラ博士が無事だったのかは今現在謎である。
能力
研究畑一筋というわけではなく、旧ゴッドフェニックスを操縦し、火の鳥を成功させる(第47)など多彩な才能を見せる。
これにより科学忍者隊が乗るニューゴッドフェニックスとの二代ゴッドフェニックスを見ることができた。
真実
実はゲルサドラはパンドラ博士の子供である「サミー・パンドラ」であることが第50話でゲルサドラが変装し海難事故の被害者リストから自ら調べ上げた。
真実を知ったゲルサドラはギャラクターの部下にパンドラ博士と接触し、「サミーを預かっている」と言われパンドラ博士は誘拐された。
ゲルサドラがパンドラ博士の子であるサミーだと言いパンドラ博士のことを「母上」と呼んだ。
パンドラ博士は最初はゲルサドラの「お芝居」だと言い信じず、通常の人間の成長速度であれば本来ならまだ幼児であるためにパンドラは当初、どこかで生きていると信じていたわが子と信じることができなかった。
しかし、総裁Xによりゲルサドラの成長過程を収めた映像を見せられその事実に愕然とした。
総裁Xの最終計画ソーラーシフト計画のことをゲルサドラに伝えるが総裁Xにより阻止されてしまう。
ロケット内に閉じ込められ、打ち出されて空中で爆死させられてしまう。
それを目の当たりにしたゲルサドラはサミーの時と同じくパンドラ博士を「ママ」と呼び、同時にゲルサドラの心の中にXへの憎しみが芽生えた。
我が子サミーの反旗
第51話で反旗を翻し、最終回でガッチャマン達をXの居場所へ案内した。
ギャラクターの隊員達の攻撃がもとでゲルサドラは重傷を負い、Xが倒された後にゲルサドラは一人よろよろと歩いて辺り一面花の広がる場所にたどり着く。
ゲルサドラ「地球がこんなに美しいとは知らなかった。こんな美しい地球を醜い姿にしようとしていた私の罪はとても償いきれるものではない…もし許されるなら、今度生まれてきたら、この償いをしたい。この美しい地球のために働きたい!それまでこの地球はこのままでいるだろうか…」
そこで地球の美しさに感動し、ゲルサドラは自分がそれを破壊しようとしたことやこれまで犯してきた罪を悔った時。
パンドラ博士「安心なさい。私のサミー…ガッチャマンがいる限り、地球は変わらないわ。」
ゲルサドラ「ママ…」
パンドラ博士「さぁ、いらっしゃいサミー、ママのそばへ。もうあなたの苦しみは終わった。」
ゲルサドラ「ママ…」
最期は母・パンドラの幻を見ながら彼女の元へとゲルサドラ旅立った。
ゲルサドラの死後、その肉体は成長前へと急速に縮んでいき、元のサミーとしてパンドラ博士と共に天に行き、残された服も風に飛ばされていった。
ゲルサドラの最後を密かに見届けたガッチャマン達、その中で健は
ガッチャマン「俺達はこの地球を救うことができた。だが、ゲルサドラを助けてやることはできなかった。許してくれ、ゲルサドラ…」
余談
上田みゆきは宇宙の騎士テッカマンで天地ひろみとして大鷲の健役の森功至は南城二として共演している。
上田みゆきはパンドラ博士を演じる前に科学忍者隊ガッチャマンIIの13話にキャッシーを演じている。
またコンドルのジョーの声をあてたささきいさおとパンドラ博士を演じた上田みゆきは、本作品での共演が馴れ初めとなり、後に結婚している。
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