概要
スズキ目・スズキ亜目・ヒイラギ科・ヒイラギ属に属する魚。
アジの仲間に近縁とされていたが、近年ではチョウチョウウオに近縁だともされている。
南日本、琉球列島/台湾、中国、インド洋~西太平洋に分布する。
全長8~20cm。
体は卵円形で、著しく側扁し、剥がれやすい微小な鱗で覆われている。口は管状に伸出させることが出来る。ヒイラギ科の魚は、すべて食道を取り巻く環状の発光持っており、そこに発光バクテリアが共生して発光する。このバクテリアは口を経て入り、繁殖したものと考えられる。
発光腺は白色不透明な膜で覆われ、この膜の伸縮によって光は明滅する。また、前上顎骨と前頭骨とを摩擦させて音を発する性質がある。
なおヒイラギとは背鰭と尻鰭の棘が、植物のヒイラギ(柊)の葉のように棘っぽい、という意味で付いた名前である。
ヒイラギの一覧
- ヒイラギ(メイン画像)
- オキヒイラギ
- シマヒイラギ
- トットリヒイラギ(化石種)