概要
「ヒミツゲンシュ犬」(藤子・F・不二雄大全集10収録)に登場。
ブルドッグの形をした貯金箱型のひみつ道具で、これに守りたい秘密を書いた紙をたべさせると、その秘密を永久に人に知られることなく、守ってくれる。
ただし、一度に大量の秘密を食べさせると、吐き出してしまうので要注意。
アニメ版における相違点
大山版
- のび太がママにおつかいへ行くよう促すセリフの続きは原作が「デパートへ行って映画見てかえったら?」であったが、「なるべく遠いところへ。二度と帰って来ない方が僕は助かる」になっている。
- 道具に食べさせた2つの秘密は、原作と水田版はそれぞれ別の紙に書いていたが、こちらは1枚の紙にまとめて書いた。
- のび太に今日のテストのことを聞こうとした際、のび太ママが忘れていたことが原作は鍋の噴きこぼれであったが、こちらは魚の焼きすぎ。
- 原作ではしずかやジャイアンの他、大勢の子供たちの秘密も道具に食べさせたが、こちらではこの2人だけである。
水田版
- 最初、先生はただ「新記録だ」としか言わなかったため、のび太は何かよいことかと期待していた。
- のび太ががママにおつかいへ行くよう促した後の彼女のセリフは原作と大山版が怒り口調だったのに対し、呆れ口調になっている。
- 原作では0点新記録の件を書いた紙と、万年筆を壊した件を書いた紙はそれぞれ右と左に置かれていたが、これが左右逆に置かれている。
- スネ夫を野球に誘いに来たジャイアンは原作と大山版では普段着だったが、こちらではちゃんとユニホームを着ていた。
- ママがテストの件を思い出したのは新聞に載っていた新型ロケット打ち上げテストの記事を読んだから。更に、忘れていたことは湯の沸かし過ぎに変更。
- スネ夫が野球の試合中へまをしてジャイアンにボコボコにされ、特訓を強要される場面が追加。そして特訓の内容は原作と大山版が「夜まで町内をマラソンする」であったが、こちらはただ野球グラウンド内を走るだけ。
- しずかの秘密はママの化粧水をこっそり使ったらこぼしてしまったことになっている。また、その他の子供たちの秘密も具体的に説明されている。
- のび太が両親に秘密がばれ説教にあったと同時に、しずかやジャイアンらの秘密も母親にばれる下りが追加。