ピュエラ・マギ・エスメラルダ・カルテット
ぴゅえらまぎえすめらるだかるてっと
数あるグリーンヒロイン達の中でも、
「何がしかのガールズチームに所属して」
「魔法、もしくは準じた能力を持つ」
「戦うヒロイン」
という縛りを掛けた時に思い出されるのは…
20世紀の代表として『美少女戦士セーラームーン』の木野まこと/セーラージュピターと『魔法騎士レイアース』の鳳凰寺風、21世紀の代表として『Yes!プリキュア5』の秋元こまち/キュアミントと『スマイルプリキュア!』の緑川なお/キュアマーチ。
…まずこの四人と考えて良いだろう。
そんな彼女たちが例の面々に対抗して結成した…わけではないが、世代と世紀を超えて「戦う緑のヒロイン」の魂を継承するチームである。
「まこと&なお」、「風&なお」、「こまち&なお」の組み合わせについてはそれぞれの当該記事を参考願いたい。
ここではタグとして確立しておらず、記事が存在しない組み合わせについて記す。
※本来、風には戦士としての固有名が設定されていないが、本記事においては劇中での搭乗機の名称を転用して「マジックナイト・ウィンダム」と仮定、以下「ウィンダム」と表記した場合は「戦士としての風」を示すものとする。
まこと&風
共通点
- 中学二年生。
- 12月生まれ(まことが5日、風が12日)。
- グリーンヒロイン枠ながら、髪の色は緑ではない。
相違点
まこと&こまち
共通点
- 名前の表記が「漢字二文字」+「平仮名三文字」。
- ジュピター、ミント共に「緑のベースカラーにピンクのアクセント」というカラーリング。
- チームにおける4番目のメンバー。
相違点
- まことは主人公のクラスメイト、こまちは上級生。
- まことは天涯孤独の身だが、こまちは両親と姉がいる。
- チーム内ポジションは、ジュピターが前述の通り完全な攻撃特化型、ミントが防御を中心に後方・側面支援担当(『GoGo!』からは前線も兼任)。
アニメ作品としては『セーラームーン』がテレビ朝日系、『レイアース』が日本テレビ系で放送された事情もあって、まことと風はライバルとしての印象が強いが、実は原作が同時期に「なかよし」に掲載されており、アニメ版の人気も手伝って二枚看板となっていた。つまりある意味「戦友」でもある(中の人視点で見ると、まこと役の篠原恵美が『レイアース』にもプレセア/シエラ姉妹役で出演しており、そちらの意味でも戦友であった)。
加えて、アニメの方が「原作」であるプリキュアシリーズ二作も、コミカライズの掲載誌は「なかよし」である。
つまり、この四人は「緑」だけではなく「なかよし」というキーワードでも結ばれた間柄なのだ。
その言葉はまた、それぞれの所属チームの結束力の強さにも通じているのかも知れない。
仮に向こうの面々と対戦があるとすればもう一人加えた五人組にしたいところだが、前述した「ガールズチームの一員」「魔法」「なかよし繋がり」を全て満たすキャラクターは他に見つからないのが実情。
そこで、実際の戦力やキャラクター的な接点を重視して選ぶと、筆頭候補となるのが『聖闘士星矢Ω』のユナか。
共通点
- 能力属性「風」(ウィンダム、マーチ)
- モチーフ「飛翔」(ウィンダム、ミント):羽の意匠がコスチュームに取り入れられており、同じく羽の意匠のウィンダム、蝶の意匠のミント共々「飛ぶ」イメージ。実際に本編10話では非常に優れた跳躍力も披露している。
- 性格「姉御肌」(まこと、なお):時に「男前」や「おかん」にもなる、との評も含めて(まこと役の篠原恵美とユナ役の雪野五月が共に『スマプリ』で母親役を演じている、という「おかん繋がり」も)。
- 気質「優等生」(風、こまち):貴鬼いわく。加えて、闇落ちした光牙を何度も体を張って救おうとする等、ここ一番の度胸が座っているところも通じる。
- 戦闘スタイル「攻防一体」(ウィンダム、ミント):攻撃と防御、両方に用いることが出来る技術の使い手(風属性の先輩聖闘士にも通じる)。
- 制作「東映+テレ朝系列(テレビ朝日+大阪朝日放送)」(まこと、こまち、なお):『セーラームーン』~『プリキュア』と連なる魔法少女チームアクションの源流となったのが旧『聖闘士星矢』。そう考えれば、ユナはその正当な継承者であると同時に原点回帰でもある存在と言えよう。
相違点
- フルネームが判明していない。
- 日本人ではない(政情不安定な東欧、ないし旧ソ連圏の出身らしい事が暗示されている)。
- 男子中心チームの紅一点。