ピラニアヤミー
ぴらにあやみー
メズール「お帰り、子供たち。成功よ。」
メズールの特性を受け継いだ、水棲系のカテゴリに属するヤミーの一体。作中では2度生成され、それぞれ第6・14話に登場する。
他の水棲系のヤミーと同様、無数の卵より大量に生まれる非人間型のヤミーで、ヤミー全般に共通して見られる「人間の手のような意匠」は口や鰭に備わっている。空中を泳ぐようにして移動できるが、どちらかといえば地上を鰭で歩くように移動する事が多かった。
モチーフであるピラニアを想起させる強力な噛み付きは、タンカーの外壁すら食い破るほどであるが、単純な戦闘力でいえばオーズほどではない。しかしその真価は単体での能力以上に、水性系ヤミー特有の大量生成による数に物を言わせた戦いぶりであり、さらに群れが一つに集まる事で巨大ピラニアヤミーへと変化する事も出来る。
最初の個体(群体)は、服飾学校の生徒・山野遥を宿主として誕生。「贅沢な服やバッグを買い集めたい」という欲望を取り込み、遥の住む部屋の片隅に卵の巣を形成する(巣は人間には認識不可だが、ヤミー誕生直前になると可能)。その後彼女の父親の会社の倒産によって、買える内にとひたすら衝動買いを行った事が引き金となって彼女の欲望が暴走、一斉に卵から孵化した。
当初はタトバコンボで応戦していたオーズを、その圧倒的な数の多さで苦戦させるが、オーズがガタキリバコンボへと変身し、分身能力を発動させると形勢は逆転。群れ集まって巨大化するも、ガタキリバキックで体内へと突入した分身たちから、内部より一斉に攻撃を受けた事で爆散、一匹残らず殲滅された。
二つ目の個体(群体)は、とある詐欺師の男性を宿主として誕生。前回の反省を活かし、今度はウヴァが生成した屑ヤミーを囮とする事で、オーズとアンクの気をそらしゆっくりと成長させる策が取られた。
時同じくして、オーズたちがカザリとシャムネコヤミーとの戦いに忙殺された事も手伝い、やがて無事に孵化した個体たちは全てメズールの元へと戻り、セルメダルに還元される事でカザリを除くグリード達の糧となった。一方、宿主であった詐欺師は警察に逮捕されている。
雑魚敵として大量に登場。