「来たな仮面ライダー!此処がお前の墓場だ!!」
「苦しいかライダー!この部屋の酸素は普段の三分の一しかないのだ!」
第22話「怪魚人アマゾニア」に登場。
概要
南米アマゾン流域出身のピラニアの改造人間。身長190㎝、体重80㎏。
日本近海(静岡県伊豆地方)の海域にある大量のウラニウムを採取する作戦「507計画」遂行の為、
体力のある男性水泳選手を捕える任務を遂行する為にアマゾンから召喚された。
怪魚人の名の通り水中戦を得意とし、爪からロケット弾を発射する。目標に当たると炎をあげて燃える。
弱点は「水が無いと動けない」(仮面ライダースナックのカードより)。実際はある程度活動が可能なのだが、地上でのライダーとの戦闘を見る限り陸上戦は苦手のようだ。
活躍
冒頭で507計画に必要な水泳選手をどんどん捕まえ、妹の美雪に泳ぎの練習をさせていた青柳昇も捕えて行った。異変に気付いた一文字隼人はプールを調べ、ショッカーの仕業と断定し伊豆地方へ向かった。同じくFBIも滝和也とFBI女性隊員・エリナ杉崎(演:水木正子)に怪音波の発生源である伊豆地方を調べるよう命じた。
伊豆地方へ向かった隼人を待ち構え奇襲、戦闘員を率いて仮面ライダー2号に挑んで激しい水中戦を繰り広げた。ライダーはこれを制してアマゾニアを退けた。
基地に戻ったアマゾニアは戦闘員に命令を下し、海底基地を探索する滝和也を捕まえ、同時に隼人の指示でホテルに戻ろうとしたエリナを待ち伏せして捕えることに成功し、ライダーをおびき出そうと計画する。
結果的にライダーが基地に侵入、2人を助けたがアマゾニアが部屋の酸素を1/3にしたお蔭で3人を苦しめる。しかしライダーは苦しみながらも酸素供給のスイッチを押し形勢逆転、不利と判断したのかアマゾニアは基地を放棄し戦闘員と共に脱出する。その間、ライダーは昇を救出し、滝は基地に爆弾を仕掛け脱出。海底基地は海の藻屑となった。
507計画を打ち砕かれたアマゾニアは、脱出したライダーの前に立ちはだかり、ライダーに最後の戦いを挑む。
ロケット弾で追い詰めていくものの、死んだフリをしたライダーの騙し討ちを受けて怯み、ライダーキックを受けて海中で爆死した。
派生作品
すがやみつるによる漫画版『新仮面ライダー』では死神博士配下の怪人として登場。
ナマズギラーとコンビを組み、死神博士の指揮する海底に遺棄された毒ガスを奪取する作戦の邪魔になる漁民たちを片っ端から殺して回っていた。
セミミンガの破壊音波を聞かされて海に落下してきた仮面ライダー1号をフィンガーミサイルで襲撃するも、海底の砂に紛れ隠れていた1号のライダーチョップで胴を薙ぎ払われて「カ、カレイみたいな野郎…」と吐き捨てながら爆死した。
余談
- この回からサブタイトル画面にブルーバックが入るようになり、ゲルショッカー編から『仮面ライダーストロンガー』全編、『仮面ライダー(新)(スカイライダー)』の一部まで使用された。
- くまのプーさんの吹き替えでおなじみの八代駿が初めてショッカーの怪人の声を演じた怪人でもある。
- 着ぐるみは水中戦による酷使のため劣化が激しかった模様。
関連タグ
ピラザウルス:こちらはピラニアの怪人ではない。