概要
黒い大柄の猫(ヤマネコ)のキャラクターで、本名「ブラック・ピート」または「ペグレグ・ピート」。
悪役として登場することの多いキャラクターであり、度々ミッキーやミニーに対して乱暴事や悪事を働く役で登場する。
白黒時代のミッキー主演作品では、義足をつけて登場することもある。定義はあやふやだが、時折ディズニー・ヴィランズの一人として数えられることもある。
ミッキーの敵役として有名だが、実はドナルドダックやグーフィーとも短編映画作品では対立関係として描かれることが多い。
家族・親族
兄弟がおり、彼の代わりに悪役として登場することがある。
また、グーフィーが主役のTVシリーズ「パパはグーフィー」では、妻子持ちとして描かれていた。
当該作では息子のPJはグーフィーの息子であるマックスと同じ学校に通う親友である。
ただそれ以外の作品では家族を持たない独り者として扱われることも多い。
交友関係
グーフィー主役のTVシリーズや一部の映画では、グーフィーが友人として描かれており、グーフィーの家のお隣さんであることも多く、作中でよくグーフィーの悩みに対して助言をしている
キャラクター経歴
悪役でありながら、キャラクターとしてのデビューは「アリス・コメディー」シリーズと古い。
その後オズワルド主演作品、ミッキーマウス主演作品と続けて悪役を演じてきた。
悪役として描かれてきた、というイメージが強いが、ピートもまた作品によって人間性が異なり(例えば、「ドナルドの入隊」や「ドナルドの透明人間」などでは軍隊の上官として、「ドナルドのベルボーイ」では高級ホテルの宿泊客(なお、「ドナルドのベルボーイ」のピートはドナルドに悪さをしないキャラになっていて、その代わりに、いたずら好きな息子のP.J.(前述の「パパはグーフィー」に登場するPJとは性格がかなり異なる)がドナルドに悪さをする担当になっている)として、「グーフィーの二挺拳銃」「リスの大手柄」では西部のならず者として登場するなど、既に短編映画の時点で設定の違いが見られる)、乱暴者ではあるが間違ったことは言っていない・していないことも多い。よって理不尽に痛い目に合わされることもある(前述の「ドナルドの透明人間」「ドナルドのベルボーイ」など)。また、何故かドナルドダックシリーズの短編作品では迷惑な隣人として描かれるパターンが多い(一番分かりやすいのは「ドナルドのトロンボーン騒動」「ドナルドの決闘」である)。
近年の子供向けアニメに出演する時は過去の悪役ぶりがウソのように善人として描かれていることが多い。
また、NINTENDO64専用ソフト「ミッキーのレーシングチャレンジUSA」では、ミッキーのプルート救出に力を貸していたり、「ミッキーマウス!」では、とある話でミッキーに悪さをしていたモーティマー・マウスを撃破して、ミッキーと仲良くなったりすることもある。
こちらのピートを先に知った人が過去の悪役ピートを知ると面食らうかもしれない。
扱いの悪さ
古参キャラクターでありながら、頑なにグッズ展開などからは遠ざけられている。ディズニーランドでも彼はほとんどその存在感を示していない。
が、2023年あたりから風当たりがよくなったらしく、北米のディズニーランドのグリーティングに登場したり、東京ディズニーランドにて2024年4月から始まるイベントで登場予定になっている。
声優
日本版
外部出演
スクエニとのコラボ作品キングダムハーツシリーズではKH2より登場。
王様はもちろんドナルドやグーフィーとも顔見知りで、過去にディズニーのオリジナルキャラクターが住む世界「ディズニータウン」で悪さばかりしていたのを見かねたミニー王妃によって異次元の牢獄に囚われていた。
しかし、そこへマレフィセントに救出されてからは彼女の手下となり、様々なワールドで暗躍しては手駒となるハートレスを増やそうと画策する。
……が、元々コメディ要素も強いキャラクターなのもあってか、その悪巧みはほぼ全てソラ達によって阻止されてしまう。
関連タグ
- 主要:ディズニー/ディズニーキャラ/ディズニーヴィランズ
- 関係キャラクター:ミッキーマウス/ミニーマウス/しあわせウサギのオズワルド/グーフィー
- 関連ゲーム:キングダムハーツ(KH)/エピックミッキー