概要
全長18mほどの中型のティタノサウルス形類である。
名前の由来は「黄河の巨人」から来ている。
模式種フアンヘティタン・リュジャシャエンシス(H.liujiaxiaensis)は2006年に尤海魯らによって記載された。2004年に甘粛省の蘭州盆地東部で発見された、断片的な2つの尾椎、ほぼ完全な仙骨、肋骨の破片、左肩甲骨を含む化石によって知られている。 2つ目の種、フアンヘティタン・ルヤンゲンシス(H.ruyangensis)は、河南省汝陽群の莽川累層で発見され、2007年に記載された。 部分的な脊柱、及びいくつの肋骨(最長のもので3m)によって知られる。マニオンらによる系統分析により、この種はH・リュジャシャエンシスと近縁ではなく、新しい属名を必要とすることが明らかになった。肋骨の大きさから推定して、この種はこれまで発掘された恐竜の中で最大の体腔を持っていると言える。H・ルヤンゲンシスは、蘭州盆地で発見されたダシアティタンと莽川累層で発見されたルヤンゴサウルスと並び、アジアで発見された最大の恐竜であり、世界最大の恐竜の一つである可能性がある。