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発見と命名

1913年に中国山東省にて最初の化石が発見され、3年後に中国地質研究所に送られ、1923年に同研究所の譚とスウェーデン・ウプサラ大学のオット・ツダンスキーにより発掘調査が行われ、部分的な頭骨から胴椎にかけての部分と、若干小さな個体の胴椎から仙椎、後肢の化石が発見された。

1929年、ウプサラ大学のカール・ワイマンによる研究の末、「ヘロプス・ツダンスキィ」と命名されたが、後に水鳥の学名に使われていたことが判明し、「エウヘロプス・ツダンスキィ」に改名された。この学名も水草に使われていたことが判明したが、学名は1つの界で使われている名であっても他の界では使用できるため、エウヘロプスの名が消えることはなかった。

1935年にはツダンスキーが発掘できなかった前足なども見つかり、頭骨も近年新たな部位が見つかった。

特徴

属名は「完全に湿地向きな足」を意味するが、これは当時竜脚類が半水棲だと考えられていたことに由来している。(現在では竜脚類は陸棲だと判明している)

全長15メートル・体重10トン弱と竜脚類としては小型の種類であった。最大の特徴は胴椎の神経弓の側面にアルファベットのKに酷似したパターンが見られることである。体型もブラキオサウルスに似て、前足の方が後足よりも長かった。

分類については長い間議論を呼んだ。かつてはマメンチサウルスに近縁な、アジアで独自の進化を遂げた原始的な竜脚類と考えられていた。しかし近年の研究で、ティタノサウルス形類の中でも、ブラキオサウルス科より進化したソムフォスポンディリに含まれることが判明した。

近縁種としては、甘粛省に棲息していたダシアティタンや、我が国に棲息していたタンバティタニスなどが挙げられる。

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