フクロウナギ
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ふくろうなぎ
フクロウナギとは、うなぎに近い深海魚の名称である。
熱帯から温帯の深海に生息。
頭の骨から、その10倍も長くはみ出た顎が特徴。
近縁のフウセンウナギのようにさぞかし巨大な生き物を食べるのだろうと思いがちだが、主食はエビやカニの幼体といった小さな生き物。大きな口を開けた状態で泳ぐことで、小さな獲物をたくさん捕まえることができるのだ。
まれに大きな魚と出会うこともある……が、顎の骨はとても細く、無理に口を開けると顎の骨が砕けて死ぬこともあるというありさま。なので大きな獲物は彼にとってある意味天敵だったりする。
その大きな口の形状からつけられた英名はペリカンイールで、日本でもペリカンウナギという名で書籍に掲載されていることもある。
また本種の属名であり、「広い喉」という意味のギリシャ語をラテン語化したユーリファリンクス、あるいは「長い喉」という意味のマクロファリンクスとも呼ばれ、創作のキャラクターはそこから名前がとられていることが多い。
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