概要
スティール・ボール・ランに参加した一家。アメリカ人の3人家族。1stステージで発生した殺人事件の犯人である。優勝賞金を独占する為、アリゾナの「悪魔の手のひら」で手に入れたスタンドを用いて、他の参加者を次々に殺害していた。
優勝候補である上に、多額の懸賞金も懸かっているジャイロ・ツェペリを始末すべく襲撃したが、『タスク』に目覚めたジョニィ・ジョースターに敗北した。
尚、優勝賞金以外に「ジャイロを始末すれば20万ドルやる」と依頼されていたと判明。L.Aは依頼者を「あんたの国のやつ」と称したが、ネアポリス王国のテロリストだったのか、それに化けた大統領からの刺客だったのかは不明。
人物解説
父。ゼッケン番号はC-449。馬の名前はクロスタウン・トラフィック(4歳、クオーター・ホース)。マウンテン・ティムが追っていた蹄鉄が山形に欠けた馬に乗っていたのは彼。
フードを被っておりパッツン前髪。過去に事故で顔を怪我した為に鉄製の顎を持っており、スタンド能力でそれを顔と一体化させると、他人の成り済ましを可能とする。スタンドを実体化させる際に、顎の鉄を使用する模様(スタンドを実体化させる時、顎からスタンドが出ているような描写と顎の鉄がなくなる描写がある)。
ジャイロの投げた鉄球を能力で削り取り無力化するなど磁力操作の能力も使いこなし、子供たちに指示を出したりしていたが、息子の負傷を軽く見るなど粗暴な性格。
悪魔の手のひらで発現したジョニィのスタンドに脚と身体を斬り裂かれ死亡した。
長男。ゼッケン番号はC-450。馬の名前はフォクシー・レディ(3歳、クオーター・ホース)。父親からは「ブンブーン一家でもっとも優秀」と評されている。首を絞めて意識を遠退かせる、独自の(かつ極めて危険性の高い)麻酔を行う。鼻の穴を手を触れずに両方を塞いだり、耳を耳の穴に入れたり出来る。
最初にジャイロとジョニィの前に姿を見せた刺客で、わざわざ毒トカゲに手を噛まれて助けを求める演技をして近づいて来た。
家族と合流し本性を現して襲い掛かろうとするも、ジャイロに腹に穴を開けられてしまう。父親には血をジョニィに塗らして能力の影響化にする為にそこを拳銃で撃たれるなど、軽い負傷だと思われていた様子。
アンドレ自身も特に気にしていなかったようだが実際には重傷で、父と弟がジャイロたちに止めを刺しに行こうとする前には「寒気を感じる」など訴えていたが、それらが原因となって何時の間にか死亡。
次男。ゼッケン番号はC-451。馬の名前はリトル・ウイング(3歳、クオーター・ホース)。長髪で紅を引いたような唇の為、一見女性にも見える。気弱で子供っぽい性格だが、後述の必殺技にジャイロ達を嵌めた時、残虐な笑みを浮かべて「コイツラの内臓はどれだけハデに飛び散るかな!?(要約)」と口にしており、本質は他の家族と同様にクズ。
ジョニィのスタンドに脚を切られたものの唯一生き残ったが、その後の登場はなかった(砂漠に負傷した状態で1人放置され、悪魔の手のひらの性質から救援隊にも見つかる確率は低く、死亡したと思われる)。
尚、劇中で母親は登場しないが、家を捨てて売春婦になったらしい。父親曰く「スットロかった」。L.Aには母親はコウノトリだと思われていた。
スタンド『トゥーム・オブ・ザ・ブーム』
【破壊力 - D / スピード - C / 射程距離 - C(50m 本体から離れられるのは数m) / 持続力 - B / 精密動作性 - C / 成長性 - C】
名前にはそれぞれ「ワン」「ツー」「スリー」と付く。共通して磁力で鉄分を操る能力を持つ。
砂鉄を利用して相手の動きを封じたり、武器としても使用する。また、磁力を帯びさせた複数のターゲットを3人で取り囲み、強力な磁力でお互いを引き合わせ、対象の身体を破裂させる必殺技を持っている。
名前の元ネタはアメリカのヒップホップデュオOUTKASTの曲名。