人の頭ほどの大きさで、平仮名程度の文字は書けるが「プー」としか鳴かない。
その命は幽助と繋がっており、幽助の心を映し出す鏡でもある。そのため幽助の身に何かあった時はすぐに駆けつける。
雪村螢子を始め、女性陣からはプーちゃんと可愛がられる(なお雪菜はプーさんと呼ぶ)。特にアニメ版では螢子がプーの保護者のような扱いになっており、懐いている描写が多々見受けられる。幽助の分身だから仕方ないね。
余談だがプーの体は青色であるが、螢子の好きな色も青色である。
ペンギンに子犬のような垂れ耳が混ざった様な、そのかわいらしい容姿から幽遊白書のマスコット的存在であり、ぬいぐるみを始めとするTVアニメ〇周年のリバイバルブームによるグッズはもちろん、アニメ放映当時には陶器製の貯金箱や風鈴が発売されていた。
なお、ベルハウスからシリーズ化されている「ぎゅぎゅっとアクリルキーホルダー」に幽遊白書が追加された際、プーが妖狐を含む幽白メイン4人にぎゅぎゅっとされることになったが、蔵馬と飛影は本編でプーを抱きかかえたことがないため、地味に公式としてはレアイラストだったりする。
誕生までの経緯
第1話冒頭で死んでしまった幽助が生き返るにあたりコエンマが課した試練が「霊界獣の卵を孵すこと」だったが、波長の関係により生き返る時期が早まったためコエンマによって霊界で保護されていた。蘇生後も卵は成長を続け、暗黒武術会準決勝前に孵化した。
霊界獣は主人の心を反映するため、お世辞にも素行がいいとは言えない幽助は内心ビビりまくっていたが産まれてきたのは非常に可愛らしい生き物だったので、ぼたんや桑原和真を含めた仲間内に笑いものにされた。
ちなみに後に合流した蔵馬と飛影も幽助の頭の上にいるプーにしっかり目線を向けており、飛影が「どうでもいいが頭の上のふざけたものは何だ?」と質問している。
暗黒武術会決勝時と霊界クーデター時の2度、霊界にいた幻海が憑依している。なお霊界にいた理由は一度目が戸愚呂に倒されたからなのに対し二度目は寿命によるもの。
実はアニメ版の暗黒武術会決勝戦にて幽助が呪霊錠(霊力増強ギプス代わりのリミッター)を解いて改めて戸愚呂に挑もうとするシーンにて、解放された彼の霊気のオーラが
鳳 凰 の 様 な 姿 と な っ て
しばらく会場中を飛び回るという演出がなされていた。
これが『(何故かアニメ版にだけ挿入された)更に後の幽助&プーの成長への伏線』だったのか、『これを受けて作者が後付け的に後のプーの成長後の姿に取り入れた』のか、はたまた『ただ似てるだけの単なる偶然』だったのかは今尚もって明らかにされていない。