概要
『聖☆おにいさん』に登場する堕天使王ルシファーのフェイスブック友達。ルシファーと同じ力を持つ蠅の王。
ルシファーにそっくりな長い前髪にロングの銀髪、ギザギザの歯を持つ小柄な少年の姿をしている。一人称は「僕」。一見直毛に見えるが実はくせ毛で魔力で無理やりストレートパーマをかけており、気が抜けるとプードルそっくりのもしゃもしゃ頭になってしまう。
存在自体は6巻でイエスがボウリング(本来はキリスト教における悪魔退治を模した遊戯)を行った際に言及されており、ルシファーに次ぐ大物であることが仄めかされていた。
本編への初登場は9巻のルシファーのフェイスブックの写真で、10巻での花見の時に人間界にやってくる。ルシファーに「新しいくつ、色ちがいも買っちまえよ」とささやいたかを聞いた。が、これらのシーンでは姿のみの登場であり、名前が出ることはなかった。
名前が明かされたのは11巻で、イエスとブッダのアパートへ蠅に変身して訪れた。ブッダの腹を壊そうと蠅達を操るが、偶然ブッダが直前に台所で用意していためんつゆトラップ(麺つゆと洗剤を混ぜたもの) で部下の蠅達が大ダメージを負い、回復のため生ゴミを食べさせようと流し台へ部下達を誘導するも、これまた偶然三角コーナーに捨てられていたゆで卵の光景がプロビデンスの目(アメリカの1ドル紙幣等に描かれているデザイン)に似ていた為に部下共々更にダメージを喰らい、逆に散々な目に遭った。
イエスがフェイスブックを使って呼び出したルシファーに励まされるが、チョコレート菓子の事でイエス達と言い争いになり、イエスの父(小枝好き)の参加によりおさまる。
その後ブッダからめんつゆトラップのお詫びに可愛くデザインされた漢字の「蠅」がプリントされたお手製Tシャツをもらい、静かに感激していた。
ゴミの埋め立て地だった夢の島は自分と蠅達にとってはパラダイスであった…らしい。