曖昧さ回避&誘導
概要
聖☆おにいさんの登場人(?)物。
イエスの実父にしてこの世界の創造主。作中のあらゆる人物から『全知全能』と称されており、7日で宇宙を作り上げた。父親なりに息子であるイエスの事は溺愛しており、彼の事は名前ではなく「私の愛する子」「かわいい子」と呼び、たまにイエスにお告げの形でウケ狙いの行動のアドバイス(ブッダ曰く「おじさんのカンペ」)や予言(イエス曰く「ネタバレ」)を伝えてくる。
普段は長い髪とひげを生やした男性の姿で天上界から下界を見守っているが、たまに聖霊として憑代の純白のハトの身体を借りて人間界に降臨している。尚天上界の男性の姿のままで下界へ降臨すると、その場にある誰もが目を開けられなくなるほど身体が凄まじく強い光を放ってしまう。
捧げ物に強いこだわりを持ち、基本的に妥協をしない。
肉(特にラム肉)と鳩サブレーが大好物らしく、そのためにカインの捧げ物(収穫した野菜や作物)に興味を示さず、カインが嫉妬からアベルを殺害するハメになってしまった。また文明機器の説明書等の重要書類を鳩サブレーの缶の中に保管していたり、前述の憑代の白ハトに「サブレちゃん」と名付けたりと、自身の大切な物に何かと鳩サブレーを関連付けている。
一応全知全能だが、演技(自身を偽る行為)や被創造物たる人間達が自らの手で作り出した文明機器の正しい操作方法に関してはその限りでない様で、メールを打つのが苦手なため虹を使ってイエスにメッセージを送っている。
ショッキングな事が起こると「OH I AM GOD!!!」と叫ぶ。
ハロウィンの時にカラスの姿で現れたり、天上界企画のヒーロー物の特撮ドラマでハトの姿のマスコットとして出演したりと息子に似てお茶目でノリが良くマイペースな性格であり、全知全能らしく考え方が非常に柔軟。
ただ、ハロウィンの際の脅し文句のつもりで「鳩サブレーをくれないと水系のいたずらをするがどうか?」と発言する等、創造主ならではの軽い感覚や思い付きで本当に冗談かどうか怪しいレベルのとんでもないスケールの内容のブラックジョークを飛ばしたり、また実際に行おうとしたりする時があり、イエスや周りの者の肝を冷やさせる事もしばしば(そもそも天地創造でさえ「下に光があればいいのに」という軽いノリだった)。またイエスからとある目的で「(普通のハトのフリをして)ブッダに冷たくして」と頼まれた際に、嘴で突くなどのハトらしい振る舞いを忘れてハトの姿のまま「滅びよ!」と人語で罵倒してしまいブッダに一発で正体がバレて逆に驚く等、少々天然ボケの気がある。
洗礼者ヨハネ
天の父が鳩として登場することになった原因が、この洗礼者ヨハネの出来事からだろう。マタイによる福音書・ルカによる福音書ではこの洗礼者ヨハネに関するエピソードが語られる。
[マタイの福音書 3:16〜17]
イエスはバプテスマを受けて、すぐに水から上がられた。すると見よ、天が開け、神の御霊が鳩のようにご自分の上に降って来られるのをご覧になった。
そして、見よ、天から声があり、こう告げた。
「これはわたしの愛する子。わたしはこれを喜ぶ」
以後、白い鳩が平和の象徴とされたのはこの出来事に起因する。