ペンギン(マリオシリーズ)
ぺんぎん
マリオシリーズのキャラクターだが、名称は捻りのない「ペンギン」そのまま。
『スーパーマリオ64』のコース「さむいさむいマウンテン」と「スノーマンズランド」に登場。敵キャラではないのでダメージは受けない。
はぐれてしまった子ペンギンとそれを探す親ペンギンがおり、正しい子ペンギンを親に届けるとお礼にパワースターを貰える。子ペンギンは2匹いるが、片方は別の親のようで「これはうちの子じゃありませんね」と言われる。正しいヤツは持ち上げると鳴く(スタート地点の近くにいる方が正解)。
なお、パワースターが出現した後に子ペンギンを持ち上げると親ペンギンは怒りながら追い回してくる。
ペンギン親子以外にも、スタート地点近くの山小屋にはスライダー勝負をしかけてくるペンギンチャンピオンが存在する。
「あたしこのスライダーのチャンピオン!すごーくはやいよ!」
彼女とのスライダー勝負に勝つとパワースターをくれるが、ショートカットを使うと「それはフェアじゃないです」と主張し無効にされてしまう。なおショートカットを使う(落ちる)と無効になるのは雪だるまの胴体になりたい雪玉も同様。
スターターが鳴ってから滑り始めているとはいえ、操作キャラを待たずに滑りだすので、初見では「フェアじゃないのはどっちだ」とツッコミたくなる事請け合い。
しかし肝心のスピードは操作キャラと同程度で、落ち着いてスライダーを操作すれば勝つのは難しくない。基本は勢いよく滑り、急カーブに近づいたら減速、あとは再度加速と操作しよう。
なおカーブもそうだがゴール手前が狭いので落ちないように。コースアウトするとなす術なくミスになる。
そんなこいつに勝てば世界記録だと手放しで褒めてもらえる。パワースターを全部集めると何故か太る。
ちなみにスタート地点の山小屋に行けばいつでも相手してくれる。特に旨味はないが。
スノーマンズランドではおおゆきだるまの顔の前にある氷の橋の上を行ったり来たりしている。
その巨体でおおゆきだるまの息を防いでくれるので、うまく陰に入りながら進むと攻略できる……が挙動は気まぐれで、途中で立ち止まったりいきなり早歩きになったりとこいつに合わせて進むのはかなり難しい。うまくペンギンの頭上に乗ろう。
DS版ではミニゲーム「ながい ながい みちのり」でも登場。
『Newスーパーマリオブラザーズ』では「ゆきだるま ころがし」「ゆきだるまレーシング」の障害物役として登場。石ころよりも大きく、雪だるまをぶつけると睨まれてしまう。
3Dマリオシリーズの続編の『スーパーマリオギャラクシー』や『スーパーマリオギャラクシー2』、『スーパーマリオオデッセイ』にも登場している。
『スーパーマリオギャラクシー』では普通のペンギンの他にペンギンコーチ、ペンギン仙人などが新たに登場している。
『スーパーマリオオデッセイ』のペンギンは(パウダーボウルにいるのだが、他のエリアにて見られる鳥と同じ扱いなので)普通に飛ぶ。ただ、よく見ると別種であり、通常のペンギンに飛行能力はない。
マリオカートシリーズ
『マリオカート64』の「シャーベットランド」や『マリオカートアドバンス』の「スノーランド」、『マリオカート7』の「ロゼッタプラネット」などに障害物として登場。
障害物のため原作と違い、ぶつかるとスピンしてしまう。障害物ではなく背景やコース上の観客にもいる。
なお同じ雪山コースでもフラッペスノーランドやDKマウンテンには登場しない。
マリオパーティシリーズ
チョイ役として頻繁に登場する他、「ペンギンだいこうしん」(『マリオパーティ5』)、「カードコロシアム」(『マリオパーティ8』)などミニゲーム中に登場することも多い。
「ペンギンだいこうしん」は『マリオパーティ100ミニゲームコレクション』、『スーパースターズ』と二度に渡ってリメイクされるなど高い人気がある。
「カードコロシアム」では1ダメージを与えるペンギン1匹と7ダメージを与えるペンギン7匹のカードがあり、選んだプレイヤーに召喚され、相手プレイヤーに攻撃する。ペンギン1匹の場合は与えるダメージが一番低いカードであるため一番のハズレである。
『マリオパーティアドバンス』ではキノコシティの住民の一人として登場。ギャンブル好きだが、ペンコというガールフレンドがおり、結婚資金を貯めるためにギャンブルをしている。
『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』では…
「そいつは無視しろ!あんなに愛くるしいのに…」
CV:カリー・ペイトン(原語版)(国王)
原作と設定が大幅に異なっている。
ペンギン王国という独自の王国を築きあげており、王冠を被った国王が存在する。
冒頭でペンギン王国の秘宝であるスーパースターを狙ったクッパの襲撃に対して雪玉で対抗し、国王が
「今のは序の口だ。降伏するか?」
とクッパを挑発するも、「せんだろ」とあっさりクッパに返された上にカメックの魔法でまとめて拘束、スーパースターも強奪されてしまった。
クッパ軍団に太刀打ちできないままペンギン王国はクッパに制圧されたらしく、ピーチ城で登場したワールドマップを見ると焼き払われてしまっていることがわかる。
そしてペンギン達はクッパ軍団に捕らわれ、ルイージ達と共に檻に閉じこめられることに。ネガティブな発言ばかりするルマリーにはうんざりしていたらしく、ルイージに無視するよう言ったり文句を言っていた。終盤では他の捕虜共々クッパの結婚式の生贄にされそうになるが、ピーチとマリオに助けられ九死に一生を得る。