概要
グレイシー一族を思わせるボンサイ柔術、サトシの父、アジウソン・ソウザはボンサイ柔術の創始者で、エリオ・グレイシーの兄ジョルジからブラジリアン柔術黒帯を授かった、オクタビオ・アルメイダJr.から黒帯の授与をされている。
幼い頃より、兄弟ともども父から教えを受けていたサトシ。
クレベル・コイケも同じく指導を受けた仲である。
2007年9月、兄のマウリシオ・ダイ・ソウザ、マルコス・ヨシオ・ソウザを追って来日し、18歳で静岡県浜松市に移住。来日当初は2人の兄と共にブルテリア格闘技ジムで練習と指導を行う傍ら、工場作業員としても働いていた。
同年12月2日、DEEP X 02のリアルキングトーナメント76kg級に参戦。公式戦初デビュー。一回戦で村松貴之と対戦し、腕ひしぎ十字固めで一本勝ち。準決勝で大内敬と対戦し、腕ひしぎ十字固めで一本勝ち。決勝で山田崇太郎と対戦し、判定勝ちを収め、優勝を達成。
2019年4月にRIZIN初参戦を果たすと、ベテラン北岡悟と対戦。お互いに得意の寝技の攻防も見せたが、2R終盤にフックをヒットさせ倒れたところにパウンドを落としTKO勝利。流血名勝負。
続く7月大会ではUFCにも参戦したことがある廣田瑞人をマットに沈め、2大会連続TKO勝利を挙げる。
同年10月に行われたライト級GP1回戦に参戦するとジョニー・ケース相手に初黒星を喫しGP敗退となった。復帰戦となった2020年の8月大会では矢地祐介をグランドコントロールからのパウンドでマットに沈める。
2021年3月の名古屋大会では徳留一樹から芸術的な三角絞めでタップを奪い完全復活を果たした。
6月の東京ドーム大会では、かねてより望んでいたトフィック・ムサエフとの対戦、そして念願のタイトルマッチが実現。
1R早々にタックルを仕掛けると得意の三角絞めでGP覇者ムサエフからタップを奪い、初代RIZINライト級王者に輝いた。
「ニホン!!RIZINのベルトもどったぞ!!!」
高らかにサトシは勝利の雄叫びを上げた。アゼルバイジャンの英雄からベルトを奪還したのだ。
同年大晦日ではベルト初防衛。矢地祐介とリベンジマッチになるが一本勝ち。
2022年4月には唯一黒星をつけられたジョニー・ケースとタイトルを賭けて再戦が決定し、圧倒的な強さでケースを下し、ベルトを防衛すると共にリベンジを果たした。
大晦日RIZINベラトール対抗戦にて、ベラトール最強、AJマッキーと対戦。3ラウンド判定負けを喫するものの、ボンサイ柔術の強さを世界に見せつけた。
人物
- 「柔術界の至宝」と呼ばれる巧みな寝技を得意とする。それだけでなく立ち技もレベルが高い。RIZIN.20では修斗の創始者中井祐樹が率いるチーム中井と5人抜きエキシビションマッチをした。
- ヤマザキ春のパン祭りならぬ『#ボンサイ春の三角締め祭り』というタグがTwitterにて出回ったことがある。
- 前述の通りクレベル・コイケとは旧知の仲。クレベルがやんちゃな性格なのでサトシが諌めたこともあるという。
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