ポケットレーサー
ぽけっとれーさー
「カーレースは、大人だけのものじゃない!」 (PR用チラシより引用)
1995年にプレイステーション用として販売された『リッジレーサーレボリューション(以下:RRR)』を、子供(主に未就学児)にも遊びやすいようにアレンジして開発。システム基盤はPS1と互換性のある『SYSTEM11』が使われている。
アレンジしているとは言っても、その正体はRRR本編にてコマンドを入力することで遊べる隠しモードの『プリティーレーサーモード』。アーケードゲームらしく良いタイムを記録できると筐体に名前を残すことができる。
- 収録車種
RRRの『プリティーレーサー』モードでは、ゲーム開始後のローディング画面で遊べるミニゲーム『ギャラガ'88』で全ての敵機を撃墜する、そしてデビルカーをT.T.モードで討伐して獲得すれば、最大で15車種から選択が可能。
一方『ポケットレーサー』では、F/A RACING、RT NEBULASRAY、13th RACING、WHITE ANGELの4車種のみとなる。全車AT固定でMTが選べず、最高速度も200km/hで統一されている。
- 収録コース
RRRの『プリティーレーサー』モードでは順走・逆走・通信対戦専用の旧コースを合わせて計10種類から選べる。
一方『ポケットレーサー』では『シーサイド コース』(NOVICE相当)と『マウンテン コース』(旧コースの初級・中級相当)のふたつのみとなり、逆走を選ぶことはできない。
- 挙動
RRRの『プリティーレーサー』モードでは標準のモードと異なりスピードバグ(294km/hを超えると減速制御が入ってしまう不具合)が無くなって、なおかつ初代同様にサイレントドリフトが使えるため、これを駆使すると300km/hオーバーを出すことも可能となっている。
一方『ポケットレーサー』ではドリフトが一切できないほどのグリップ性能となっており、ヘアピンでは進入する手前からアクセルを離して減速をしないと曲がり切れない。
また共通項として、敵車にぶつかると高速でスピンする演出が盛り込まれている。