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浜田チャーハン

はまだちゃーはん

2024年に放送された『芸能人格付けチェック』で料理ド素人のダウンタウン・浜田雅功が作ったチャーハンである。
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概要編集

2024年1月7日(本来は1月1日の予定だったが令和6年能登半島地震の影響で1週間延期)に放送された『芸能人格付けチェック』で料理ド素人の格付けマスター・浜田雅功が作ったチャーハンのことを指す。


ミシュラン一つ星獲得店であるメゾン・ド・ユーロンのシェフが作ったチャーハンを当てるというチェックの絶対アカンメニューとして登場し、多くの一流芸能人を2ランクダウンへと追いやった。

なお、残る不正解のメニューは葛飾にて49年営業している町中華のベテラン料理人が作ったチャーハンである。


後日、番組配信によりレシピが公開された。


詳細と反響編集

人気お正月特番である格付けチェックの中でも、味覚チェックの問題で出題されたのが、このチャーハンである。

実は過去にも浜田の作成した料理が問題として提出された事があるが、意外にも多くの芸能人を騙した実績がある事から、その流れで出題されたのがこのチャーハンである。


出題は「海鮮チャーハン」であり、ミシュラン一つ星シェフが一流食材を、町中華のベテラン料理人が冷凍海鮮を、番組MCである浜田雅功がカネテツデリカフーズから発売されているカニカマなどの風味かまぼこ食品シリーズである「ほぼシリーズ」を、それぞれ使った海鮮チャーハンを提出した。


結果として、7組の挑戦者の内、何と5組を騙し、更に残り2組も悩ませる味として選んだのが、絶対アカンメニューである浜田チャーハンだった。

意外にも多くの芸能人を騙し、美味しいと太鼓判を押されたこの浜田チャーハンはSNSで話題を呼び、後に番組がネット配信された際にはレシピが公開され、意外にも手の込んだ隠し味や、ほぼ海鮮シリーズの美味しさから大きく反響を呼んだ。


なおカネテツはXの公式アカウントにて今回の放送での戦果をウッキウキでポストしている


レシピ編集

材料編集

  • ご飯…200g(本番組ではレンチンごはんを使用)
  • 玉子…一個
  • 長ネギ…10cm分を粗みじん切りしたもの
  • 塩胡椒…少々
  • ラード…10g
  • 紹興酒…少々
  • ほぼカニ…20g(いわゆるカニカマ)
  • ほぼエビ…20g(カニカマのエビ版)
  • ほぼホタテ…20g(カニカマのホタテ版)

作り方編集

  1. ラードでほぼシリーズと長ネギを炒める。
  2. ご飯を入れる。
  3. 溶き卵を入れる。
  4. 紹興酒と塩胡椒で味を整える。

エピソード編集

余談編集

多くの芸能人の舌を騙した浜田チャーハンであるが、料理を少しでも齧ったことがあれば一目で一般人でも美味いチャーハンが作れる間違えようのないレシピであることに気づけるだろう。

ただし、味の決め手となるラード紹興酒を常備している一般家庭は少ないので、どちらかと言えば一手間で簡単に作れる美味しいチャーハンの作り方として話題になった。

また、ラードを使って一流店の味を超えるというやり方が、秋山醤芹沢達也を彷彿とさせるとして、こちらも話題になった。


それと共に、一流ミシュランレストランへのフォローとして、今回料理を提供したメゾン・ド・ユーロンはコース料理専門店であり、中華のコース料理においてチャーハンは終盤に出てくる料理なので、メインとなる料理を食べた後でも無理なく食べられるようにする為、単体のチャーハンの味は薄めに設定されている、という補足説明も見られた。

実際、解答者の一人である高嶋政伸はその点に気付いた上でミシュランのチャーハンを的中させた…、前回出演時(とはいえ10年前のことだが)に不正解を連発してボロボロだったことに加えて、直前の三重奏のチェックを外して自信を失っていたのか浜田チャーハンを選択した波瑠の意見に合わせてしまった。正解発表で浜田がフェイントで扉を開けた際、自分が正しかったことに気づいたのか、前回不正解だった時と同様に声を上げて崩れ落ちている。


それに加えて騙された理由の一つとして、チャーハンの美味しさの印象の一つとして「味が濃くてパラパラ」が存在している為、芸能人とはいえども所詮は一人の人間であり、我々市井の人間と変わらない思考を持つ人が多い解答者たちでは、間違えたとしても責めるのはお門違いともいえる。

そういう点では手練手管で料理審査員を狂わせて勝利する秋山醤の方が例えとして正確かもしれない。


このチェックのポイントはチャーハンそのもののの美味い不味いではなく、中華のコース料理におけるチャーハンの味付けを知っているか否かであり、ものの良し悪しではなくその裏にある本質を見抜くゲームである格付けチェックらしい問題と言えるだろう。


最初は騙される出演者に高笑いをしながら「浜田軒開店ですわ」「関西の奴(中条あやみのことで、なんとメゾン・ド・ユーロンで食べた経験があったのに浜田チャーハンを選んでしまった)が関東のエエもんを食っとるわけがない」と嘲笑していた浜田だが、途中からはあまりにも騙される出演者だらけだったことに焦ったのか、露骨に真顔になってしまい、芸人チーム(4人が浜田と町中華で意見が分かれ、どちらを選んでも不正解)の回答には「(もう撮れ高は十分だから)C(町中華)選べ!」と声を出してしまっている(その後芸人チームは町中華を選択、結果的に2ランクダウンをGACKTペア以外で唯一免れた)。


GACKTは自身の拘り(米を含んだ炭水化物を食べるのは死ぬ前の時のみ)が原因でチャーハンの米を1、2粒だけ食べてチャレンジしたのだが、それだけで米の加水率の違いを把握し「ミシュランに選ばれる店ならちゃんとした米を使っているだろう」という理由でミシュランのチャーハンを的中させた。(実際に米はそれぞれ違っている為、視聴者も浜田と同様に度肝を抜いた。)ただ、もし使用している米が統一されていた場合、判断に困ったと言う後述の投稿に示唆されているように、純粋な味だけではGACKTでさえも引き摺り下ろす可能性があったほどの逸品であった。

放送後、GACKTはX(旧Twitter)で格付けにおける秘訣を投稿していた。


格付けは「美味しい」じゃなく「高い」を当てる番組。


「美味しい」という感覚は人それぞれで、基準はかなり曖昧。


必要なのは「高いものにはなにが使われているのか」という予測からの考察。


今回の米はそれがハマっただけ。

むしろ全部食べてたら間違うよ。

味の濃い方に引っ張られるし。


しかし、この浜田チャーハンを選ばなかった2組には、最終問題にて思わぬ落とし穴が待っていた…。


実はこのチャーハンを作る前、浜田は『ガキの使い』での『一年間練習したモノを披露する』という企画にてチャーハン作りを披露していた。

ここでの練習と一手間が単品として美味しいチャーハンを作れた一因となっている。

尚、この時は「途中からガキメンバーがそれぞれに扮した覆面を被ったその道のプロに入れ替わられる」という斜め上の展開をする流れだったので、浜田が一年間みっちり練習したのは確かなのだろうが、出された炒飯が本当に浜田製だったのかは不明である。

また、浜田は『ガキの使い』や『リンカーン』などのバラエティ番組の企画で料理をする機会が少なからずあり、その際に不味いと酷評されるときはレシピがダメ、という場合が多く、料理を焦がすなどの料理手順における失敗は少ないため、料理素人とは言うが少なくともちゃんとしたレシピがあり、それに従って料理をすればちゃんと美味しいものが作れる程度には料理スキルがあると思われる。


なお格付けチェックの元ネタとなった人気者でいこう!時代にも三男こと堀部圭亮の作った料理が不正解側の選択肢として出される事が多かった。その際は、堀部の料理の腕がかなり高かったこともあり、その際も正解率は低めだった。


その後編集

2024年春のBASICには、最終チェック「餃子」にて浜田お手製の「浜田餃子」が登場(比較対象は京都の名店である餃子歩兵の餃子&大阪王将の冷凍餃子)。浜田餃子自体はネットで拾ったレシピと浜田が事前に言っていたため浜田チャーハン程は騙せなかったものの、それでも挑戦者のうち10人中5人が騙される結果となった。またミニ格付けはTVer限定で配信されたが、浜田本人は自らの料理「浜田餃子」を選び爆死。

その直前となる2024年3月22日からは、期間限定(無くなり次第終了)でくら寿司にて浜田チャーハンを再現したものが販売されている。

さらに秋のチェックでは最終チェック『うな重』にて浜田お手製の「浜田ナマズ」が登場(比較対象は銀座四代目髙橋屋のうな重&スーパーのうなぎ。そもそも浜田製はうなぎですらない)。こちらは流石に動画で見ただけの焼き方や素材がそもそも違うので騙しきれはしなかったものの、一組が選んでしまっている。ミニ格付けでも浜田もヒロドアナも選ばなかった(ただしスーパーのうなぎを選んで2人とも消えた)。


同年3月、クイズ法人カプリティオのとあるクイズ動画にて、法人代表の古川洋平が浜田チャーハンが答えの問題を作っていた。その際、紹興酒を買ってまで実際に作ったことも語った



関連動画編集

『中華一筋(※1)』によるほぼ同じ材料による再現動画

ほぼシリーズがカニしか手に入らず、エビとホタテは本物を使用


『再現飯レストラン マネティエ【manetier】(※2)』による再現動画


※1 中華料理の調理動画などをアップしているYouTubeチャンネル

※2 漫画に出てくる料理の再現調理動画をアップしているYouTubeチャンネル


関連タグ編集

格付けチェック 浜田雅功 チャーハン

絶対アカン ほぼシリーズ

  • 鉄鍋のジャン!…先述の比較例の人物が登場する漫画。奇しくもチャーハン勝負では『強火で余分な油を飛ばしたチャーハンで審査員を満足させ、後続のチャーハンを油っぽいと感じさせる』という真逆の策を取った。
  • ラーメン発見伝…同上。こちらも主人公のラーメンのチャーシューが『単体としての美味しさを求めすぎているためラーメンの具として調和を崩している』という正解のチャーハンの意図に近い指摘をしたことがある。また、良く言えば繊細、悪く言えば薄味な味付けをしたラーメンが評価してもらえず、素材の本来の風味を飛ばしてしまうほど濃い味付けしたラーメンが製作者の意に反して大衆受けするというエピソードも存在している。

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