ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

目次 [非表示]

概要

北ロシアのスラヴ民族に伝わるライムギ畑に住む女性の姿の精霊で、ポルードニツァ、ルジャニーツァ、ポルージェニツァという呼び方もある。


名前の意味は「真昼の女」で、麦の収穫作業中に真昼間に関わらず休憩をせずに働いている農夫を見つけると、首をつかんでひねったり髪をつかんで振り回し、ひどい頭痛にして働けなくさせてしまうという。

さらに手にした大鎌で斬りつけてきたり、子供をさらうともいわれ恐れられていた。

昼の十二時には村を歩き回り、家の中を覗いては働いているものがいないか見て回るともいわれている。


その姿や行動には諸説があり、白い服を着た背の高い美しい女や、大鎌を真昼になると振り回すおさげの女、古い時代の服装の手鎌を持った長髪の女、暑いときに人をくすぐって殺す毛深い女、真昼に子供をさらう長い黒髪で黒い顔の女などが伝わっている。


そのため農夫たちは忙しくとも昼には横になって休憩し、子供たちも昼には家の中で横になってさらわれないように戸締りをしたのだという。


一説によると農作業中の熱中症と、子供が広大な畑で遭難するのを防ぐために生まれた伝承であるといわれている。


創作での扱い

ロシアに造詣が深い速水螺旋人作の大祖国戦争とスラヴの伝承をからめた架空戦記漫画で、過酷な強制収容所での労働に休息を与える慈悲ある存在として登場。生きるために捕虜の身でドイツ軍に志願した、元赤軍兵ラザレフを助けようとする。


関連イラスト

Полудницаポルドニッツァ……ポルドニッツァちゃんNMT: Lady Midday


関連タグ

スラヴ神話 スラヴ民話 精霊 女妖怪

熱中症 神隠し


八尺様

関連記事

親記事

ロシアの妖怪 ろしあのようかい

子記事

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 1611

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました