概要
マリア・カデンツァヴナ・イヴと風鳴翼のカップリング。
マリアが初登場したシリーズ2期・『G』では敵対関係だったこともあってか、シリーズ3期である『GX』に入ってから本領を発揮したカップリングである。
お互い装者では年長者であることからか、年下の面倒を見ていることやお互いにトップアーティストであること、さらに長身の持ち主など共通点も多い。
加えて翼がシンフォギアを纏う防人であることを意識しているのか、マリアもまた時代がかった日本語で彼女と言葉を交わすこともある。
本質的な部分では似ているのではないかと翼が考えたこともある。
一方、翼の振る舞いは素であることが多いが、マリアの行動は自分を奮い立たせたり、演技であったりと必ずしも素でないこともある。
体型についても長身ではあることは共通するが、マリアは装者の中でもグラマーではあるが翼はスレンダーであり、対照的である(なお、身長3サイズ共にマリアの方が全て大きい)。
G以降の翼はある程度落ち着いたキャラであるものの、マリア自体はフィーネを演じていたことや本心を押し殺していたこと、罪の意識もあって、キャラの振り幅が大きく(マリア・カデンツァヴナ・イヴやたやマを参照)、そのため同じカップリングでも時期や作者によって内容が大きく異なる。
全てがそうであるとは言えないが、G序盤は互いに強気な二人、G中盤以降は頼れる翼と弱気なマリア、GX以降は翼に対して姉や母親のようなマリアなどが増えた様子。
また、翼のGLカップリング相手で翼より年上なのは故人である天羽奏を除けば唯一の相手である。
つばマリとの表記も見られる。
pixiv上ではそちらの方が多いものの、ネット上ではきりしらとしらきりほどの差がないと思われ、また、百合でのカップリング名は攻め受けよりは語感を意識する傾向があるために特段使い分けられている訳でもないので、検索の際は併用するといいだろう。
戦姫絶唱シンフォギアG
お互いに『特異災害対策機動部二課』と武装組織『フィーネ』に属する身であり、敵対する立場にあるものの、『フィーネ』の宣戦布告前までは日・米のトップアーティストという立場にあり、ライバルとしても意識している間柄であった。
マリアが天羽奏と同じガングニールのシンフォギアを纏っていることからも、翼が彼女のことを気にかけていたのは間違いないが、2人が最初に刃を交えた際に翼が発した「話はベッドで聞かせてもらうッ!」の一言が物議を醸している。
続く第4話では潜水艦上での対決を演じ、苦戦するマリアが翼に対して「この剣、可愛くない……ッ!」という名言を残した。
しかし、『G』の本編終盤からはつばクリ展開が強く押し出され、マリつばは隅に追いやられるのだが……。
戦姫絶唱シンフォギアGX
そして第3期、第1話。ファラ・スユーフに襲撃されたマリアの窮地に颯爽と参上する翼。「友の危難を前にして、鞘走らずにいられようかッ!」という口上に、マリつば派の視聴者はにわかに色めき立った。
続く第2話でも「その場から離脱するべく強引に翼の腕を引っ張るマリアと、突然に腕を掴まれて動揺・赤面する翼」が描かれる。そのままマリアは「悪いが翼は好きにさせてもらうッ!」と告げて翼を連れ去ってしまい、更には敵を前にして「防人の剣は可愛くないと、友が語って聞かせてくれた……ッ!」「こ、こんなところで言うことかッ!?」と2人でのろけ始めるなど、公式で不足していたマリつば成分が大量に供給されたのであった。
第9話では、オートスコアラーの襲撃予測地点が2つに分かれていることから、装者達も2つのグループに分けて対応することに。この班分けと襲撃予測地点の組み合わせにより、風鳴家のお父さんの元へ2人きりでご挨拶に行くという、奇跡的な光景が実現した(緒川さんもついていたが)。その後もマリアが翼がかつて使っていた部屋に通されるなど、話のメインとまではいかずとも、濃厚なマリつば成分がぶち込まれたエピソードとなっている。
第12話でF.I.S.組がチフォージュ・シャトーと心中する覚悟を決めた時には、マリアは翼に向けて語りかけており、「次に一緒に歌う機会があったら、朝まで歌い明かしてみたい」と発言していた。
第13話では(翼にとってはある意味残酷な)合体攻撃を披露。
最終決戦後、翼がイギリスに戻る際にはマリアが偶然と主張しながらも待ち構えていたのだが、「たまさか……ね」と苦笑されてしまい、「やっぱりこの剣、可愛くないッ!」と締めくくっている。ちなみにこの時の翼の語調は、天羽奏が存命だった頃のように、柔らかく女性的なものになっている。
戦姫絶唱シンフォギアAXZ
1話で八紘の特命を受けて魔法少女事変の裏を探っていたマリアだが、翼には知らされてなかったからてっきり英国についてきたと思っていたそうだが、マリアは「だからそんなわけないでしょ!」と惚気っぷりを見せた。
それ以降は大した絡みは見られなかったが、最終回の響の誕生日の際、翼は1人で部屋を片付けると意気込んでいたが、クリスに茶化されてムキになった翼に対し、マリアはトマトを翼の口に入れ、相変わらずのたやマっぷりを見せつけた。
戦姫絶唱シンフォギアXV
そして第2話。
1話での南極任務の後その際に回収された棺に収められた星鎧の護衛任務のことで数日後に控えていた凱旋ライブの練習をしていた翼は練習に身が入らない状態であった。
任務の合間を塗って緒川と共に見ていたマリアは「ステージだってあなたの戦場でしょ。」と檄を飛ばした。
その際、翼はマリアに一緒にライブをしないかと誘った。しかしマリアは別任務+ライブ本番までの時間がたった3日しかないというのもあり、ライブには出演出来ないと断ったが、翼はかつて『GX』12話でマリアが言った「いつか翼と朝まで歌い明かしたいと言ったでは無いか」と言い、私は歌は好きだマリアはどうだ?と言い、マリアのライブ出演を承諾させた。
そしてライブ本番。
ライブのサプライズゲストとしてマリアはステージに立ち、『Angelic Remnant』を歌った。歌手としてのステージは『GX』以来となるマリアは翼との久しぶりのステージを楽しんでいた。しかしその直後、ミラアルクによるアルカノイズの襲撃を受ける。
ミラアルクによる挑発を受け、更に翼の目の前で子供が殺され怒り心頭となり周りが見えずミラアルクに向けて逃げ遅れた一般人がいるにもかかわらず、もはやミラアルクにしか眼中がないとでも言わんがばかりに衝撃波を振りかざしてる翼をマリアが静止し止めようとするが、ミラアルクにとどめの一撃をされ響達の救援も虚しく会場は全滅し、無印1話のツヴァイウィングの事件の再来となってしまった。
続く5話では、翼が響と共にアルカノイズとの戦闘している裏で司令達とともに査察の中止を行い、戦闘管制があおい達に変わった後に響と翼の戦闘をモニターで見ていた際、翼の異変に同伴していた響と同じく私生活や戦闘でもよくコンビを組んでいるマリアも翼の異変に気づいていた。
6話では仲間に噛み付いている翼を咎めたマリア。翼の元へ行き手を取ろうとするが、翼はその手を払い除けてしまいマリアは話はまだ終わってないと静止したが虚しくもその声は届かず、翼はそのまま食堂を去ってしまった。雰囲気的にもさらに沈んでいた調達に翼自身もわかっていると思うからこれ以上は翼のことを責めないであげてとこの場を収めた。
第9話では風鳴宗家への強制捜査を行う際その際翼の殺害も致し方なしという八紘達からの指令を聞いた際家族を失って家族をより大切にしてるマリアはその指令に対して反論し、マリアはあくまで翼を取り戻すために司令達に同行した。
その後、風鳴宗家に押し入りアルカノイズと戦闘している最中、風鳴訃堂によって精神制御を受けた翼と激突。奇しくも状況が「G」の頃と逆になっていた。
風鳴訃堂の影響を受けてたからか護国のために神の力を欲しようとする翼に対して必死に説得を試みるマリアだが話を聞こうとしない翼に対してマリアは誰かを守ってないと自分を保っていられないみたいじゃないと正論を突きつけようやく反論した翼は攻撃の手を止めたその後マリアからビンタを受け、いつからあなたは誰かでは無く自分を守ろうとしたの!と言われてその愛あるビンタで翼に施された精神制御が解け翼はマリアに対して泣きながら本音を話し本来の10代の年相応の女性となりマリアから帰ろうと優しい声で手を差し伸べられたがまたしても風鳴訃堂の横入れが入りマリアは風鳴訃堂から攻撃を受け木に体をぶつけ気絶したマリアに寄り添う翼だが親不孝者と蔑む風鳴訃堂からの凶弾から身を呈して守った父からの言葉を受けて翼は立ち上がり風鳴訃堂との最終決戦へと望んだ
その後、11話では10話でのノーブルレッドとの戦闘の際にノーブルレッドがテレポートジェムで月遺跡にワープしようとした際翼がテレポートジェムに突っ込もうとした際マリアも響達ともにテレポートジェムのワープ空間へと飛び込むが離れ離れになり気絶してた翼を起こしたマリアは未だ悩む翼に響が差し出した勇気に答える番だと言った。
翼は響から差し伸べられた勇気から逃れていたことにブツブツと言っている翼にデコピンをして「不器用さんね。」と言い響達と合流しようと言った瞬間、
マリアのアガートラームが光りだしその光に導かれるかのように遺跡の最深部まで導かれて行った。
そこはかつてフロンティア事変でマムが月遺跡を操作した場所と酷似していた。
そこにあった先史文明期の通信端末に残されていたカストディアンの1人であるエンキと出会い、マリア達にバラルの呪詛とシェムハの正体を話したことをマリア達が本部に報告している中、ミラアルクが襲撃する。戦闘になって2対1が不利と感じたミラアルクはシェム・ハによって強化された力で分身を作り一気にマリア達を追い詰めた。
意気消沈と化していた翼だったが、マリアに「思い出せ、私たちが初めて歌を!」と発破をかけられ、翼は再び歌手として自らの翼で飛び立つ決意を固めた。マリアもかつてと同じく「見せてもらうわよ、翼!戦場に冴える剥き身の貴女を!」と鼓舞し不死鳥のフランメを歌い2人はアマルガムを起動させ、翼の中に再び燃え盛った情熱の炎をマリアと共にミラアルクへとぶつけ、翼はマリアと共に再び飛び立つことが出来た。
共振・共鳴するダインスレイフの欠片が焼却されてしまった現状、引き上げられたユニゾンの成功確度は、元のレベルにまで低減してしまっている。
それでもマリアは、月面に開帳された土壇場にて、いまだ消沈を引き摺る翼に復活のユニゾンを持ちかける。
確証はない。
勝算もない。
だが、ふたりを繋いだ歌の想い出が、聖遺物の欠片などに劣るはずもなかった。
共通した心象に共振・共鳴したシンフォギアからは、かつて開催された音楽フェス「QUEENS of MUSIC」にて翼とマリアが初めて揃って歌唱した楽曲が奏でられるのであった。(公式サイトより抜粋)
戦姫絶唱シンフォギアXD
片翼の奏者では、奏とどう関わればいいか葛藤している翼と奏の仲介役に入って二人の仲を取り持っており、水着イベントでは、根っからの仕事人間である翼とここのところ仕事ばっかりで休みが無くてボヤいてるマリアのコントが見られる。
マリアがメインのクエストである「裏切りの独奏曲」では、かつての友であるジャンヌとジャンヌの持つアルゴスの眼の力によってS.O.N.Gを人質状態にされやむを得ずS.O.N.Gを攻撃する事態になったが、ずっとタッグを組んでる翼はマリアの太刀筋から何かが起きてると悟った。ヘルメスとのデュオレリックで大ボスであるアルゴスを倒した後、アルゴスからみんなを護るためとはいえ、S.O.N.Gに敵対したことに罪悪感を持ってたマリアは八紘の現場判断によってS.O.N.Gを護るために敵対したと上層部に伝えたことで装者剥奪の権利を回避され、罪悪感に囚われていたマリアの手を翼は取り、仲間たちと共にこれからも歌い続けると誓った。その後のボーナスストーリーで諜報員の癖が抜けないのを悩んでるマリアをよそに翼何をしてもマリアはマリアだろとさらっと言い退けている。
メモリアストーリーでは、翼が特集された雑誌の内容で弄ったり休日に近くで故障したバスを一緒に直している。マネージャーの緒川が響達に翼のオーバーワークを心配した際には、2人で露天風呂に入っている。
このカップリングでのキャラクターソング
CDは2013年7月17日発売。第2期第1話のライブシーンでの楽曲。後に第5期第11話の戦闘曲としても使用。
CDは2015年7月8日発売。第3期第1話のライブシーンでの楽曲。
CDは2019年10月2日発売のBlu-ray/DVDの初回封入特典。第5期第2話のライブシーンでの楽曲。