🎤「頭上でずーっと鳥が旋回していますが……。」
「ケッ!? あーいやーなんでしょーねー。
たた多分、カラスだと思いますデース!」
概要
アメリカから来たウマ娘エルコンドルパサーがこっそり飼っている鷹。
本人はコンドルだと言ってるが外見的に無理がある。
トレセン学園の寮ではペット禁止の為かバレないようにしており、同室のグラスワンダーもこのことに関しては黙ってくれている。グラスが「君」付けしてることから雄だと思われる。
スキル発動時や勝利時にも飛んでくるのだが怪しまれていない。野生だと思われてるのだろうか…。(グラスワンダー(薙刀)やタイキシャトル(銃)、ゴールドシップ(錨)の持ってるものと比べればまだましではあるが)
日常生活では羽が付いてることに細心の注意を払ったり、合宿の際はどこかに隠すなど工夫はしているようだ。
ただ、本人(鳥?)は割りと気ままに行動しているらしく、たまに逃げ出してはエルのやる気を下げ、ひいては彼女のトレーナーも困らせている。それでもエルの元へちゃんと帰ってくるあたり懐いてはいるようだ。また、最近はナリタブライアンに見つかってたりしている。鷹などの猛禽類が都会を飛んでいるのは珍しいようで、たまに猛禽カフェに通っているくらい猛禽類が好きなブライアンはその雄姿に感動していた。なお、当初は野生だと思っているような発言をしていたが、後に追加された一コマ漫画にて脱走したマンボを探す飼い主の姿を認知しつつマンボを可愛がっているため、現在ではペットであると認識している。
名前の元ネタ
マンボという名前は恐らく彼女(彼)の父親・キングマンボからと思われる。
父は欧米で繁栄したミスタープロスペクター、母はアメリカや欧州でG1を10勝という圧倒的な力を見せたミエスク、父方の直系先祖はアメリカで活躍したネイティヴダンサーに行き着く。
超良血馬であったがケガなどであまり力をふるえず、17戦5勝で引退した。
メイショウドトウの父ビッグストーンとは何度か対戦している。
その後に種牡馬入り。エルコンドルパサーは初年度産駒でありエルコンドルパサーの活躍によって種牡馬としての評価が上がった。
エルコンドルパサー以外の産駒には2000ギニーを制したキングズベストや大王キングカメハメハがおり、孫には天皇賞春を制したスズカマンボ(スズカマンボは2004日本ダービーでキングカメハメハと対戦)そのさらに子にはオークスやエリザベス女王杯を制したメイショウマンボがいる。
ウマ娘化もされているエイシンフラッシュはキングズベスト産駒、ホッコータルマエとドゥラメンテはキングカメハメハ産駒、デアリングタクトは母の父がキングカメハメハであり、キングマンボは曾祖父(母父父)にあたる。
余談
コンドルは大型
実際のコンドルは小型種であるヒメコンドルでさえ全長64cm、翼の幅が180cm程にまで大きくなり、大型種であるアンデスコンドルやカリフォルニアコンドルに至っては全長1.2m、翼の幅は3m前後になる最大の猛禽類である。飛行する鳥類という括りの中でもアホウドリと並んで最大クラスである。お世辞にも広いと言えない寮の二人部屋でバレずに飼育するにはまず不可能だろう。
その上、アンデスコンドルやカリフォルニアコンドルといった大型コンドルは人間による環境破壊等が原因で生息数を減らしており、絶滅危惧種に指定されている。飼育はおろか日本に持ってくるのすら難しい。
エルはコンドルだと言っているが実は鷹という設定は理にかなっていると言えるだろう。
マンボの種類
人間が鷹狩用やペットとして飼育している鷹は何種類かいるが、マンボについては
- 黄色いくちばし
- 茶褐色の羽
- 首回りと翼にある白い羽
などの特徴から、バードショーなどでもお馴染みのハリスホークことモモアカノスリであると思われる。
モモアカノスリは、鷹としては非常に珍しい群れで狩りをする社会性の高い鷹として知られており、その社会性と人への懐きやすさから猛禽飼育の入門種とも呼ばれる鷹である。
その人気ゆえに比較的入手しやすい猛禽であるため、エルコンドルパサーの家でも入手しやすかったのだろうと思われる。