演:奥田佳弥子
概要
『ウルトラマンオーブ』第21話「青いリボンの少女」に登場する謎の少女。
ハイパーゼットンデスサイス・リザーバーが出現する場所に必ず現れており、ジェッタからは「幻の少女」と呼ばれている。
自身の記憶を失っており、一人でいるところを冒険家の岩木夫妻に引き取られ、二人の孫娘として育てられていた。
夫妻のアルバムを見ているうちにいつしか世界中を旅したいと思うようになっていた。
ハイパーゼットンが出現している時の記憶はなく、常に自分の中に潜む邪悪な影におびえ続けていた。
ガイと互角に戦えるほどの戦闘能力を持つ。
その正体は第5話で倒されたと思われていたゼットン星人マドックが万が一の事態に備えて用意していたスペアの肉体。人造人間であった。
自分を殺したオーブに復讐するためにマーヤを利用し、今度こそ倒そうと試みたが、岩木夫妻との交流によりマーヤの中にはすでに別の自我が宿っており、時にマドックの意思に飲み込まれそうになるも、彼女自身もダメージを受け岩木夫妻との思い出もなくなることを覚悟のうえでマドックの意思が宿るブレスレットを破壊。
記憶をすべて失ったものの、夫妻の「君はまだ旅の途中」という言葉に懐かしさを覚え、何処かへ旅立って行った。
余談
- 当初は第5話に登場した真渡子を再登場するという案もあったが、すでにナオミと出逢ってしまっているとして新キャラクターが設定された。
- 名前の由来はマドックになぞらえているほか、『ウルトラQ』のM1号や『ウルトラセブン』のマゼラン星人マヤ等へのオマージュが込められている。
- 初期設定では死亡するという予定だったが、前回がハードなシナリオであったためプロデューサーの鶴田幸伸の提案で、旅立つエンディングとなった。