概要
物語後半に諸事情により復活してしまった8大属性の神獣のうち、木属性の神獣。エルフ族の人たちが棲むディオールから離れたところにある「ワンダーの樹海」の最奥で戦闘になる。
木の根っこが地上にせりでたマングローブのような胴体に巨大なカボチャが乗っかったような神獣。顔はハロウィンでお馴染みのジャックオーランタンのアレっぽいが、攻撃・被弾時にちょくちょく変わって表情豊か。
その姿が愛嬌があるためか、TOMでは女性陣に「可愛い」と言われ、男性陣には拍子抜けなリアクションをされる。
勿論、世界を滅ぼす8大属性の神獣の一柱なだけあり実際は滅茶苦茶に強いのだが。
ランドアンバー同様、人の立ち寄らない場所の奥の奥でじっとしているため本当に世界を滅ぼす気があるのか謎な神獣。
ミスポルム本体はトゲトゲの触れたら穴あきチーズにされそうなツタを振り回して攻撃してくる他、煽ってるようなムカつく笑顔のカボチャ頭がついた触手が別に随伴している。この触手は特にギミック等は無く、ひたすら攻撃を加えて来るお邪魔虫・・・いや蔦か?
ちなみにこの触手は前作『2』のボスモンスター「バド」に酷似している。パンプキンボムを吐き出して攻撃するところも同様である。
貴重な公式触手ボス枠なためか、二次創作ではリースやアンジェラにあんなことやこんなことをする神獣として引っ張りだこな神獣界のアイドルみたいなやつ。いる場所が場所なせいかシャルロットも餌食になりがち。このロリコンどもめ!
戦闘
SFC版
強敵と言うより難敵。
投擲アイテム同様の「パンプキンボム」を放つ他、火力・範囲共に上位互換の特殊攻撃「グレネードボム」や、全体必殺技「キルスティンガー」の発動で一気に戦局を覆してくることがある。随伴する触手の攻撃も拘束機能を持つ点も厄介。加えてポイズンバブルやスリープフラワーのような状態異常攻撃も備え、それじゃこっちもやり返してやるとサンダーストームを撃とうモノならカウンタマジックを貼って牽制してくる。とにかく行動ルーチンの何もかもが嫌らしい。
弱点属性は風。植物だからと火属性の魔法を撃っても大した効果は無い。生きてる植物って水分を含んでるので実際あんま燃えないんですよ。
しかしながら、実はカウンタマジックの反射対象は風属性のみのため、他の属性魔法、たとえばセイントビームやダークフォースはカウンタマジックを貫通する。また、触手攻撃を避け続けている限り何もしてこなくなるという致命的なルーチンの欠陥があり、やろうと思えば封殺も可能だったりする。
ToM版
通常攻撃がツタの薙ぎ払いになったので、タイミングに合わせて縄跳びをするゲームとなった。そのほかSFC版で脅威だったカウンタマジックを貼らなくなり、グレネードボムの攻撃範囲が全体じゃなくなる等の弱体化を受けた。
・・・が、その替わりなのか随伴する触手が超強化され、総合的な厄介度が増した。
触手それぞれが「ポイズンバブル」や「スリープフラワー」を放ってくるほか、「キルスティンガー」が一定時間触れるとダメージが入る茨を直線状に発生させる攻撃になり、更に触手を仕留めた時には頭部がその相手を狙って大爆発するファイナルアタックを仕掛けるようになったので極めて厄介になった。そして無限湧きし、更にミスポルムのHPが減ると場に出る触手が増える。最悪の場合3対6くらいの戦況となる。
極めて厄介なため早急に触手を排除したいが、触手に注力しすぎるとミスポルム本体のツタ攻撃やグレネードボムで殺されるため、広い視野を持って戦わないといけない。
特にどの攻撃も当たれば致命傷になるベリーハードやノーフューチャーの難易度ではキルスティンガーや通常攻撃の事故当たりが多くなり、「聖剣の導き」の無いベリーハードでは基本縄跳びができず攻撃食らって死ぬCPUは必然的に見殺しになってソロで戦う状況にどう頑張ってもなるため、神獣の中ではダントツの脅威となっている。
大ダウンが入るとカボチャの頭が落ちてくる。その時のしょんぼり顔はかわいい。また復帰時にツタを使って頭を元の位置に戻すという器用さも見せている。