「リガ・ミリティアの残存艦一隻で、モトラッド艦隊が全滅するとは…クロノクルめ!この帳尻をどう合わせるのだ!」
CV:中博史
概要
ザンスカール帝国主力艦隊「ズガン艦隊」司令官。木星帰りであり、その立ち位置はフォンセ・カガチに次ぎザンスカールの事実上のナンバー2。カガチとは木星船団時代からの盟友。
本編初登場は第17話。
ザンスカール戦争開戦直後から新型モビルスーツを擁する艦隊で周囲のコロニーを次々と制圧し、またサイド2連合艦隊を破るなど敗北がほとんどなかったことからその指揮能力を恐れられ、連邦軍やリガ・ミリティアに「無敵のズガン艦隊」とまで言わしめた。
しかし本国付近でリガ・ミリティアに奪われたビッグ・キャノンの直撃を受け、多数の艦艇が轟沈。艦隊の再編を余儀なくされる。地球クリーン作戦には参加せず、その裏でカガチの意向を受け、秘密裏に木星圏より最終兵器エンジェル・ハイロゥを運ぶ任に当たっていた。
エンジェル・ハイロゥ攻防戦の際にはスクイード級旗艦ダルマシアンに座乗し、最後方でエンジェル・ハイロゥの護衛に就いていたがエンジェル・ハイロゥが崩壊を始めた混乱の隙を突かれてジャンヌ・ダルクの接近を許し、ジャンヌ・ダルクの特攻を受け戦死する。
劇中では単なる軍人としての活動がほとんどで、さほど目立つ存在ではなかったが、その立ち位置から「腐敗するばかりの地球圏の人類の粛清=抹殺」というカガチの真意を知りながら、盟友として賛同・協力していた事が推測されるほぼ唯一の人物であり、ザンスカール帝国における別格の存在だった事が窺える。
ちなみに細身の体型、禿頭、髭面、左目に義眼用ゴーグルのカガチとは対照的な外見的特徴をもっており(ズガンはがっしりした体型、豊かな頭髪、髭無し、右目に片眼鏡)、両者が2人で1対の存在だという暗示なのかもしれない。