プロフィール
ヒーロー名 | 具足ヒーロー《ヨロイムシャ》 |
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個性 | 不明(鎧系?) |
CV | ヤスヒロ |
概要
ヒーロービルボードチャートJP下半期では9位。
甲冑に身を包んだ厳格な雰囲気を漂わせる老年のプロヒーロー。その見た目から武将好きな層から支持が熱い。
高齢となった現在でも根強い人気を誇る大ベテランであり、若かりし日に果たした功績が今もなお語り継がれているらしい。
ビルボードチャートJPの発表会でコメントを求められた際には、「やるべきことは変わらぬ」と淡々とコメントしており、老兵らしい泰然自若とした落ち着きを見せている。
個性
個性は不明。
作中では刀による二刀流を駆使して戦う姿が描かれている。
活躍
指導力は確かであるらしく、インターン生達には自身も得意とする攻防一体の必殺技を編み出させている。
超常解放戦線との全面戦争では群訝山荘の制圧部隊として参戦した。
目立った活躍はないものの、作中では数コマだけ他のヒーロー達とともに前線で戦う姿が描かれている。
全面戦争が終結した後には記者会見を開き、他のプロヒーロー達に先立って誰よりも速い引退表明を行った。人や街への未曾有の被害が発生した中での責任逃れに近い引退は、一般市民から多くの非難を受けることになった。
このタイミングで行ったNo.9ヒーローという高いステータスを持つヨロイムシャの引退は、他のヒーローに対してある種の免罪符を与えてしまい、彼に便乗する形で多くのプロヒーローが連鎖的に辞職するという最悪の事態を招くこととなる。
余談
- 彼の名誉のために補足しておくと、彼は作中登場するプロヒーローの中では最高齢に近く、全面戦争勃発以前のとうの昔に引退していてもおかしくない年齢であった。またたとえ引退がどのような形であったとしても、彼が長年ヒーローとして社会に多大な貢献を行ってきたことは事実であり、彼が若い頃に得た名声だけでNo.9ヒーローの順位にいたあたりも踏まえると、全盛期にはオールマイトのように時代を象徴するヒーローであっただろうとも考えられる。
- 体力的に衰えてなお、彼がヒーローとして活動を続けていたのは、自分がヒーローとして活躍することを求めてくれる人間が居たからであり、ヒーローが存在意義を失いつつある今、もはや彼にプロヒーローを続ける理由はどこにも無かったのである。ある意味では時流を読む力に秀でているとも言える。
- 実際、読者の感想の中には「求められたい欲求のためにわざわざ危険な仕事であるヒーロー職に就いた」という称賛や、「文句言われてまでやる必要はない/最高齢だから仕方ない」といった同情、中には「活躍/過去の姿を見たかった」と残念がるコメントもある訳で、彼の判断については概ね認めているようだ。
- ただ、上記のような負の要素も産み出したというのも紛れもない真実であり、否定的な人も多い。作中の民衆も「責任逃れ」「何故今のタイミングで」「ファンだったのに」と言っている事から期待していたら裏切られたと感じ、ショックと怒りでつい声を荒げてしまったのだろう。
- ともあれ、彼の引退が後の社会の混乱のひとつの引き金になったという事実は、人が逆境の中でヒーローで在り続けることの難しさを表しているとも言える。結局のところ、彼を含む多くの現代ヒーローが、皮肉にもステインの言うような「偽物の英雄」であったことは否めないのかもしれない。
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