アークシステムワークス制作の2D対戦型格闘ゲーム「BLAZBLUE(ブレイブルー)」の登場人物。
プロフィール
概要
科学力の本舗、第七機関元所属だけあって博識。
そして母性溢れる優しい女性。現在はカグツチ下層に位置する繁華街、オリエントタウンで医師を勤める。
カグツチ指折りの名医として人のみならずカカ族といった亜人にもとってもなくてはならない存在である。
しかし、酒に酔った時のタチの悪さにも定評がある。
ストーリーモードとドラマCDは顕著。
バックストーリー
密かに元同僚アラクネを救うために活動していたが、手詰まりとなる。
恩師であるココノエの助力を請うが返信が途絶えたきりであったため、アラクネ救出のために自ら辞した第七機関のその恩師の下へ赴く決意を固めた。
空気
ストーリー上では、ラグナ関係の本筋とは一切絡まないので影が薄い。
一応、彼女のストーリーモードやラグナやノエルのストーリーモードで登場するが、本筋と全く関係が無い。
どれだけ空気かというと、pixpediaでもCTプレイヤーキャラ中、最後に項目が作られるくらい。
また、月刊誌『アルカディア』誌上で実施したイラストコンテストのコメントは「苦戦していた」なので、立場が厳しい。
ぶるふぇす(2009年6月開催)の人気投票では8位なので極端に人気が低いわけではないが、ノエルとレイチェルの人気が高いので、押され気味。
しかし、主要キャラであるラグナとジンを差し置いてキャラソンが設けられているため、一概に不遇と言うわけではない。
(ゲーマガのイラストでも2度描かれていた)
でも、PSP版CTの予約特典テレカではニュー共々、イラストは描かれなかった。
(なのに、この時点ではサブキャラだったツバキは描かれた)
ちなみに闘劇'10ではその鬱憤を晴らすためなのか優勝キャラの一人となった。
(もう片方はタオカカ)
性能
CALAMITY TRIGGER
棒引き戻しによる空間制圧と、棒持ち状態のリーチを併せ持つテクニカルキャラ。
高性能な昇竜である「燕返し」を持ち、各種ディストーションドライブで暴れを封印したうえで行う起き攻めは強力無比。
棒持ち、棒なしで挙動が変わるため、相手にするほうも使うほうも神経を使うキャラである。
ジャンプB、ジャンプCといった攻撃は判定が強く、中距離での差しあいでは無類の強さを誇る。
また、長身に反してしゃがみの姿勢が1番低い。
が、なぜか理不尽なまでのコンボ補正を掛けられており、見た目がテクニカルな割にコンボがまったく減らない。
レイチェル・テイガーに対する(非常に見た目が悪い)限定ループコンボもあるのだが、レイチェルに対してはそれを使っても倍くらいの火力差がある。
恐ろしく不遇である。
さらには、やたらプレイヤー人口が少ない。
高い空間制圧力で、アラクネ・レイチェルといった上位キャラともそこそこ戦えるために、大会でも結果を残している。
というより、むしろプレイヤーが少ないためネタが割れず、結果的にわからん殺しになることもあったと思われる。
CONTINUUM SHIFT
前作で泣き所だったコンボ補正が大幅に改善された。
……というより補正がかからなすぎて火力が完全にぶっ壊れてしまった。
BBCSから受身不能補正が「ヒット数・コンボ時間」から単純なダメージ補正に依存するようになったため、低補正かつ技数の多いライチはコンボが飛躍的に伸びたのである。
これにより2C対空から6割以上の高火力コンボを持つようになってしまい、6B牽制や5BJBといった鬼判定の技からでも致命傷を負わせることができるようになった。
アークはやることが極端である。
さらに一通を絡めた一発コンは補正も掛からず、拾い能力の高さからどこからでもコンボに移行でき、ゲージ回収率もすさまじい。
一通Aを何度も経由し、1回のコンボでなんと70%以上回収することも可能である。
これはラグナ・バングといった他の強キャラより圧倒的に多い。
そして呪文のように複雑で長いコンボを喰らっている時間、対戦相手はジュースを飲んで菓子を食べられるくらい暇である。
またそのコンボの長さと一通の運び能力によって、どこからでも画面端ダウンを取ることができる。
2A始動からでも4000ダメージを叩きだしたり、50%回収で画面端など日常茶飯事。
1回でもコンボに引っかかれば、端まで運んで稼いだゲージを吐き出し、大車輪で暴れ封じをした上で(ぶんぶん回るでかい棒で隠されて物理的に)見えない2択をかけられてしまう。
もちろん崩れるとまたコンボに移行し、ゲージを回収された上でダウンを取られ、また大車輪がぐるぐる回り……という脅威のストロングループに突入する。
したがってコンボ性能は全キャラクター屈指。
まさに1回攻撃を喰らったら死が見えてしまう。
前述の大車輪・国士無双といった強力な起き攻めディストーションドライブにゲージを吐ける他、ガードキャンセルをラピットキャンセルして追撃したり、発生6F+0Fというセッカッコーもびっくりな飛び道具「緑一色」をぶっ放してコンボ始動しCHから5000ダメージなど、ゲージの使いどころには困らない。
金バーストからでもゲージを回収できたりと、もはややりたい放題である。
前作同様、格闘ゲームとは別のゲームになりかけているような気がするが、棒なし状態ではライチに切り返しは存在しないため泣き所は多い。
そのため、ラグナなど攻めが強いキャラ相手では、数回かみ合った結果あっさり封殺されてしまう弱みもある。
しかし圧倒的な攻撃力と立ち回りの強さを覆すほどの弱みではなく、有り余るゲージからカウンターアサルトしたり、小パン暴れのリターンがすさまじかったり、なんだかんだいってもそれなりに強い昇竜「燕返し」があるため、充分カバーできる範疇。
レイチェル、テイガーといったキャラに大幅有利という弱キャラいじめはもちろん、不利キャラの少なさもあいまって、相性面含め最強キャラとして認識されている。
闘劇予選でもバングと並んで圧倒的な通過率を見せ、「2onなのにFブロックではライチバングの組み合わせしかいない」などと笑えない現象を引き起こしている。
そのせいかみんなのトラウマになった本作のトラウマキャラの一人である。