CV:花澤香菜
概要
帝国の属領である魔都に住む、魔族の少女にして現魔王。先代魔王の母親・アルティーナの娘だが、豪放磊落で最強とも言われていた母親に比べて、その魔力および戦闘能力は遙かに劣っている。
母と同じく角と翼、尻尾を持つが、角や翼は小さく(飛ぶことができないほど)、尻尾も短く、剣も魔法も人並み以下。そのためにコンプレックスを覚え、ひそかに『最弱王』と呼ばれていた。自身もライオネルの方が魔王に向いているのではと思うほど(ただし、アニメ第2期10話でのやり取りを見る限り、ライオネルの方は彼女を軽んじている様子はない)。
しかしその一方で非常に頭がよく、今は亡き母が健在だった時からその政務を補佐し、魔王を継いでからは人間相手の交易も活発に行っており、結果として領地の税収や人口も若干ながら増えているなど、政治家としては優秀。立場上は彼女の当主である帝国の皇帝も一目置くほどの逸材。
好物は肉料理で、甘いものも好きだが、母親の影響で果物類は苦手。カッファも好きだが、魔都にはあまり出回っていないらしく、頻繁には口にできてない様子。また、アニメ第2期11話では『ねこや』が用意したキッシュを食べていたが、ダンシャクの実(ジャガイモ)も好物とのこと。
自身の寝室の衣裳部屋に現れた扉(アニメでは執務室のある建物内に出現)を通り、『ねこや』に来店。そこで(以前より顔見知りだった)アーデルハイド皇女と会って、モカチョコレートパフェを食する。
アーデルハイドに自分の悩みを聞いてもらい、「必ずしも王自身が強い必要はない」「むしろ国を平和に治める事こそが王の仕事」「それは単に戦うよりも難しい事」という事を聞かされる。
これはかつてアーデルハイドが、自身の祖父である先々代皇帝から聞かされた言葉でもある。
ここから悩みは解消され、後にラスティーナは「最弱王」の称号を誇りと共に自称するようになる。
アニメ第2期10話では、この時にアーデルハイドからシャリーフのことを聞いており、続く11話では、シャリーフがアーデルハイドにプロポーズする場面を目撃した。