概要
リアルおままごと(りあるおままごと)は、クレヨンしんちゃんに登場するままごと遊び。防衛隊で唯一の女性隊員であるネネが主催する悪趣味なままごと遊びで、防衛隊の男性陣からは嫌悪の対象とされている。
設定・内容
ここでは以下の例を挙げる。
- 夫は酒に溺れて多額の借金を抱えるほどに自堕落な生活を過ごし、妊娠していた妻は夫の浮気に気付いて咎める。しかし夫は悪びれもせずに「いいから酒もって来い。」と逆ギレし、直後にサラ金の業者が押しかけて「ご主人、300万耳そろえて返してもらいましょうか。」と夫に借金を返済するように要求する。
- 出世の道を閉ざされ、今後の生活に悩むアラフォーのくたびれた夫婦。妻はボーナスの収入に納得できず、夫に不満を漏らす。
- 不況による経営難に声を荒げる社長(40歳のマザコン)と薄幸の美人の妻(32歳で元スーパーモデル)の夫婦関係が徐々に泥沼と化す。
- 甲斐性が無い夫に愛想を尽かした妻は離婚届を突きつける。
このように昼ドラを彷彿とさせる陰鬱な内容で生々しく、悪い意味でのリアリティをとことん追求している。多くの人が思い浮かべる本来の「おままごと」のイメージとは凄まじくかけ離れた代物で、内容次第では子供どころか大人でさえもトラウマになりかねない。
設定
登場人物の設定はシュールで無駄に凝っていて、殆どはネネちゃん自身を引き立たせる為の理不尽な展開になることが多い。この事もあってしんのすけを含む他の防衛隊員たちは難色を示しているが、度々強制的に付き合わされている。なおネネ本人は自身の遊びが客観的に見て悪趣味である事には自覚が無い。
他の参加者
ひろし・ミッチー・ヨシりんなど、事情を知らずに参加した者も少なからずいる。
エピソード
主にマサオを夫役にして毎回離婚しているが、1度だけしんのすけの家では途中からみさえ・ひまわりがそれぞれ姑役・しんのすけとネネが演じる夫婦の娘役でいつの間にか参加させられた。この時意外にもしんのすけも割とノリノリでやっていたが、途中でネネちゃんが帰った時はホッとしていた為、内心やっぱり面倒くさかったようだ。途中で「実家に帰らせてもらう。」と言って家に帰ったがまだ続いていたらしく、翌日にまたしんのすけの家を訪れて続きを始めようとして、しんのすけとみさえに呆れられていた。毎回直ぐに離婚するマサオとは対照的であり、案外しんのすけとやる方が合っているのかもしれない。
真似
一度マサオがネネの物真似をした事があったが、その時にリアルおままごとをしている時のネネを真似してしまい、「マサオはおままごとをしている自分をそう言う風に見てたんだ。」と1回ははキレて殴られウサギに八つ当たりをしていた。しかし後日マサオとリアルおままごとをした時はやはり気にしていたのか一言も喋らなかったようで、マサオとそれを見ていたしんのすけたちも非常に気まずそうにしていた。
発端
元々は風間がネネの家にしんのすけと訪れた時、ネネがおままごとをしたいと言った際に「どうせならリアルなおままごとにしよう。」と言い出したのが始まりである。
男性陣(かすかべ防衛隊)の反応
防衛隊(特にマサオ)の男性陣にとっては絶対にやりたくない遊びであり、何かと口実をつけて逃げようとするのは序の口である。特に「リアルおままごとの台本が川に落ちたと聞いた時、取りに行こうとした途端に全員で一斉に逃げようとする。」・「男子一丸となってわざと失敗しようとする。」など、普段は防衛隊を振り回す事が多いしんのすけですら本気で逃げようとする数少ない事例であり、チーターが率いるばら組も巻き添えを食う事があるらしい。
最近
ネネ本人も防衛隊の男性陣から嫌悪の対象とされているのを自覚するようになったのか、なぐられうさぎと同じ脅迫のネタにする事もある。実際にアニメでは強豪チームとサッカーで対決する事になった時、防衛隊員とばら組が「相手チームに負けたら毎日リアルおままごと。」とネネに脅迫されると、男子一丸となって果敢に挑んで相手チームに見事勝利した。
関連タグ
名取羽美:彼女もリアルおままごとをやっていた。