概要
幼児の遊びの一種で、身の周りの人間によって営まれる家庭を模した遊びのこと。一般的に女児の遊びとされることが多い。
参加する人(または参加する人形)にお父さん・お母さん・赤ちゃん・ペットなどの家族に見立てた役を割り振り、家の炊事・食事・洗濯・買い物・接客等の家事や日常で起こる出来事を摸倣する。
ままごとの「まま」は、英語の「mama(母)」ではなく、食事を意味する「飯(まま)」からきている。
参加している人が役になりきり、ままごとセットなどを使うごっこ遊びと、参加している人が手に持っている人形に感情移入し、ドールハウスなどを使う人形遊びの二種類がある。
役の設定は、自分を模倣したもの、アニメキャラを模倣したもの、オリジナルキャラクターなど、多岐に渡る。役にはケモノ(擬人化、ぬいぐるみ)が使われることもある。ブンドドと違い、角ばった人形が使われる率は少ない。
登場するキャラは女性キャラが多く、家族、ショタ、町人、村人以外の男性キャラが登場する率は低い(そのルールを踏まえ、男の子がままごとに参加していることもある)。稀に、男の子がルールを破ってプラモデルや怪獣などを登場させてしまい、一時的にどうしてこうなった状態と化すのもあるあるネタとなっている(?)。
ままごとの真実…!?
内容は「日常系アニメ」によく似ているが、明確な遊びのルールが存在しない為、かなりカオスな出来事が起こる。
役は家族以外という設定も多く、役に「日常系の登場人物としてそれはどうなのか」という奇天烈な設定が付いていることも多い(例・職業が戦士で秘密基地に集まっている、異世界が舞台で食事に幻の食材が使われている、着ぐるみは着ていないが全員がケモノの設定、参加している人全員が同志を表す魔法アイテムを持っているなど)。
唐突に地震が起きたり、唐突に煙突からサンタが入って来たり、唐突に旅行に出かけだしたりと、日常ドラマの枠を外れなければなんでもありな内容となっている。ませた子供だと昼ドラ展開を始める…かは分からない。
動画サイトにままごとを撮影した動画が投稿されていることもある為、観察してみると面白いだろう。
傍から見たら1パターンでキャッキャウフフしてるだけに見えるが、内容は遊んでいる当事者達にしか分からないものとなっている。
見る人によっては、「爽やかな昼ドラ」「爽やかな新日常系」「戦わないTRPG」「ギャルゲー主人公の登場しない萌え系」「原作を持たない少年漫画の二次創作」に見えるかもしれない(!?)。
別名・表記ゆれ
外部リンク
ままごと wikipedia