演:子安武人
概要
異星人『セイント』の生み出したアンドロイド戦士で、機械の肉体とセイント人と同様の「心」を持つ。本人は自分の事を機械だとは自覚しているがその一方で自分をセイントの一員(後述のギャバンが元ネタだろうか)だと自負している描写もある。
作中では副官の女性型アンドロイド・セラと行動している事が多かった。
戦闘時はロボットのような外装を装着しているが、その中身は長身で銀髪の成人男性を模して作られている。外見年齢は20代後半に見えるが製造から3年ほど経つため、自称3歳。
容姿端麗なうえに武人のごとく実直な性格ゆえに、女子からの憧れの的。ただし、どこか抜けた面もあり、事ある毎に「私は3歳だ!」と主張して周囲を困惑させている。また、「えっちなのはいけないと思う!」と発言してエロ本を没収したこともある為、優からは「まほろさんと似ている」という印象を抱かれていた。
戦闘能力は現在のまほろとほぼ互角であり、管理者のロボットや改造人間を圧倒する能力を持つ。所持する大剣に衛星軌道上の宇宙船からエネルギーを得て放射する『RAYBLADE(レイ・ブレード)』を必殺技とする。また、戦闘時に纏う外装は反物質封球弾の直撃をも防ぐ、RF(ライデンフロスト)コーティングが施されている。
ストーリー上の立ち位置
現役戦闘アンドロイド時代のまほろに何度も敗北し、更にトドメを刺されなかった事でプライドを傷つけられた為、彼女との再戦を望んでいた。
やがて、マシューから美里優の監視任務を命じられた事で、流河濤(リュウガ・トウ)と名乗り緋立市立第四中学校の理科教師に着任。教師生活や監視任務と平行してまほろとの接触を図り、やがて彼女に決闘を承諾させる。
決闘の際は、まほろが「輝ける闇」を使わないことを「侮られている」と勘違いして苛立ち、仲裁しに来た優を殴り倒してでも戦闘を続行しようとしたが、スラッシュの絶叫を聞いて、まほろがエネルギーの尽きかけた身体で戦っている事を悟り、自ら敗北を認めた。
それを契機に人間のように生きてみたいとも考えるようになり、まほろと同様に人間としての生活を送り始めた。
まほろへの贖罪として「いざというときは彼女の代わりに優を助ける」という誓いを交わしており、管理者に狙われたまほろと優の危機を度々救った。また、スラッシュとは最初は敵対していたが、まほろからの説得など経て良いコンビになった。
原作では教え子の田中佳美に想われて後に結婚、アークから託された「人間として生まれ変わった」まほろを自分達の子として成年まで養育した。また、優と共にまほろの「最期」にも居合わせており、2人の愛を知った上で、彼女の死後に優が血塗られた復讐鬼に変貌してしまう事を薄々危惧しており、20年後にまほろが美里邸に赴くに際しこの事に触れ、「20年前に彼女が愛していた人物とは、もう変わってしまっているかも知れない」と忸怩たる想いを吐露していた。
なお、アニメ版ではセラとのカップリングが強調されており、佳美との交流シーンはカットされるか、相手がセラに変更されている。
余談
原作者による公式同人誌でセラの全裸を見て興奮している描写があり人間と同様の性欲はあるものと思われる
単行本に掲載された外装の設定デザイン資料には、宇宙刑事シリーズに酷似したデザイン案が掲載されている。また戦闘用スーツのデザインは宇宙刑事シリーズのコンバットスーツを思わせるがアニメ版では制作会社にガイナックスが携わっているためか有機的なデザインとなっている。
ただし元ネタのギャバンは生身の人間のため完全な機械である。そのためリューガをメタルヒーローに当てはめるならば『超人機メタルダー』の剣流星や『特捜ロボジャンパーソン』のジャンパーソンのほうが近い。
関連項目
556 - 元ネタが同じため
ネオ・ロアノーク - 中の人繋がり。彼の乗るウィンダムのカラーリングがリューガの戦闘スーツとそっくりである
騎士団長 - 中の人繋がり+外の人繋がり。『とある魔術の禁書目録Ⅲ』の登場人物。また同作には川澄綾子がローラ=スチュアートとして出演しており、そこでも因縁のある役を演じている
本田茂治 - 中の人繋がり。原作の終盤でリューガは親(義理だが)の立場になったため
キータクラー - ウイングマンに登場するリメルの部下。主人公の通学する中学校の教師として潜入や、動機は異なるが、素性を隠し主人公を助けた繋がり