CV:上坂すみれ
概要
『機動戦士ガンダム バトルオペレーション Code Fairy』の登場人物。
地球連邦軍に所属する女性軍人(階級は少尉)。
上官のバリー・アボットと共に、対ノイジー・フェアリー隊用MS部隊『ウィッチハント隊』に所属し、自らの専用機として調整された紅いガンダム・ピクシー(LA)に搭乗する。
人物像
地球連邦軍への入隊が決まった時とほぼ同時期に、ジオン公国軍でコロニー落としが決行され、家族全員を亡くしている。
モビルスーツのパイロットとしての能力は非常に高く、高度な判断力と技量が要求される格闘戦をこなし、近接格闘戦を重視したガンダムタイプのモビルスーツであるガンダム・ピクシーを受領している点からも、その事がうかがえる。
劇中においても、ニュータイプとしての適性を備えているジオンの少女兵・アルマ・シュティルナーが搭乗する陸戦高機動型ザクやティターニアを相手に対等に戦う実力を発揮している。
その悲惨な過去から『ジオンを根絶やしにする』妄執に取り憑かれており、一端スイッチが入ると憎悪のままにジオン軍への攻撃に入る暴走ぶりから、戦闘狂そのものの言動を見せる。
しかし、そういった振る舞いは、理不尽すぎる形で家族を喪った故の怒りと悲しみの発露であり、本質的には真っ当な倫理観を備えた心優しい女性である。
また、本来はかなりの美人であるのだが、戦いに没頭する日々が原因で身だしなみに関しては大雑把になっており(漫画版で描かれる家族を失う前の時期は、割と普通な状態であった)、ボサボサ頭に加えて陰鬱な雰囲気が漂う状態となっている。
戦い続ける中、子供が戦争に関わる現実を知って茫然自失に陥る。更には後に共同戦線を張る『ブラックドッグ隊』の「軍人の皮をかぶった化け物 戦争という大義を得たただの殺人狂の姿」を見て、自分も危うくそうなりそうになった現実に気付き愕然としている。
しかし、それらの経験が結果的に自分を見つめ直す機会となり、上官のバリーからのアドバイスを受けて髪形を整え、自分なりに戦争と見つめて戦い続ける事になる。
ジオンによって一方的に家族を奪われて激しく憎悪するリリスの存在は、対峙するノイジー・フェアリー隊の面々…特にエースであるアルマに、自分達の行いが決して正義になりえない事を痛感させる事になっている。
搭乗機
『ウィッチハント隊』編入以前までは陸戦型ジム(LA)に、『ウィッチハント隊』編入以降は専用機として紅く塗装されたガンダム・ピクシーに搭乗する。
尚、どちらの機体も共通してジム・ストライカーのツイン・ビーム・スピアが武装されているが、ガンダム・ピクシー(LA)に限り、ビーム発生機関を直角寄りに設置し2連装の大鎌にしている。
余談
本編と過去でヘアスタイルが異なっている(本編はメイン画像を、過去は下記イラストを参考)。
関連タグ
機動戦士ガンダム バトルオペレーション Code Fairy
レナート・ジェルミ:『ブラックドッグ隊』の隊長で、リリスの悪しきIfそのもの。
強化人間:劇中では明言されていないが、言動の情緒不安定ぶりや新兵時代の苛烈過ぎる訓練の様子から、これを思わせてしまう。
アスラン・ザラ:本来は穏やかな非戦論者だが、実母の死を契機に復讐鬼になってしまったキャラクターで、同じく赤系統の色彩のガンダムを駆る。