CV:高田憂希(とある魔術の電脳戦機の配役。アニメでも続投)
曖昧さ回避
- ラノベ『とある魔術の禁書目録』の登場人物の魔術師。本稿で記述。
- 英語で「小さいほうの」を意味するlesserのカタカナ。レス(less)の比較級であり、リトル(little)の二重比較級とされる。動物で現存するレッサーパンダや、ファンタジー作品に登場するレッサーデーモンにおけるレッサーはこれ。つまりレッサーパンダとは、小さいパンダ、そのまんまである。
- 上記のレッサーパンダの略称。
概要
初登場:第17巻
イギリスの魔術結社予備軍『新たなる光』のメンバーの1人。
年齢は10代前半、本人曰く中学生。瞳は青。
長い黒髪を先端の方だけ三つ編みにして束ねており、『尻尾』の霊装を装備している。
ロシア編では防寒用に毛皮のマフラーを着用。
同僚にリーダー格のベイロープ、フロリス、ランシスがいるのだが、その中でも最強の実力を誇り、最も活躍しているのがレッサーである(残念ながら他の子の出番は……)。
上条に対して再三色仕掛けを行うなど、積極的な女子キャラの筆頭と言えるが、
「いやいや、私はせくしぃであるはず!」
と、言っていることから、実はこういう事をことをするのは上条が初なのかもしれない。
なお、体つきは御坂よりも女性的とのこと。(はいむら氏のサイトより)
20巻や新約8巻などで表紙を飾っており、目立たない時でも挿絵・ピンナップで描かれることも多い。ただし登場頻度の割には端役に徹している。
ゲーム版「とある魔術の電脳戦機」でプレイアブルキャラの一人として、アニメに先駆けてボイス付きで登場。高機動型可変機体サイファーを操作する。ちなみに彼女と一緒にオティヌス、レイヴィニア=バードウェイにも声がついた。
実力
結社予備軍とは、『黄金夜明』のような魔術結社ほど大規模ではない組織の事。魔術に興味を示す新入りが3~5人程度集り、恋の占いや瞑想等を行うクラブ活動や同好会のような物。
基本的にごく小規模のたいした活動もできない存在で、魔術結社と呼ばれる程の洗練された組織では無い。しかし『新たなる光』は行動しやすいよう実力を隠し、結社予備軍に甘んじている。つまり実力的には普通の魔術結社でもおかしくないのである。
そんな組織内では実力的に最強を誇るレッサー。霊装『鋼の手袋』の扱いは、他のメンバーよりも上である。
本編や二次創作内では、上条に対して色仕掛けを行ったり、ギャグパートで目立つ彼女だが、戦闘でもその実力は高い。
砲弾のような速度で自動車と並走したり、垂直跳びで三階ぐらいの高さまで上昇するなど、 驚異的な跳躍力を誇るが、一定以上の高さは怖いらしく保険として、空中でのバランス制御を行う『尻尾』の霊装を装備している。
作中での活躍
カーテナ輸送の際に酒場で騒ぎを起こして逃げていたところを上条とオリアナに追跡され、追い詰められた際に口封じの為に騎士派の一員の持つ『ロビンフッド』による狙撃を受けた。
負傷したところを上条に抱き抱えられ、イギリス清教女子寮でオルソラに回復魔術を掛けてもらった。
その後、クーデターで見た上条を「引き入れれば英国の為に戦ってくれる」と考え、原作20巻ではロシアにこっそり先行、上条と合流し旅のお供をする。
上条と行動を共にし、彼の行動指針、思想を理解した後も変わらず同行している。
なお、20巻での上条当麻と一方通行の戦いの貴重な目撃者である。
エリザリーナ独立国同盟で敗北しても諦めず右方のフィアンマを追い、ロシアの地を行く上条に同行を続けていたが、ベツレヘムの星浮上時に上条と引き離されてしまう。
新約
新約では2巻から登場。奇妙な策略を考えていた。
その後は新約8巻《北欧の魔神編》でグレムリンとの決戦直前、秘密兵器・上条当麻の寝床にレイヴィニア=バードウェイと共に突入。そのまま上条達に同行する。
新約9巻と新約10巻にも少しだけ登場しているが、レッサーだけ上オティを追撃しなかったため、世界消滅の直前・世界再構成の直後に共に行動していたバードウェイ、インデックス、美琴と比べるとどうしても印象は薄い。
新約20巻《コロンゾン編》(アレイスター編?)にて再登場。バードウェイと共に「ある霊装」の輸送を依頼されていたが途中で破棄。
新約21巻《黄金夜明》の騒乱の際にも少しだけ登場。『黄金夜明』ダイアン=フォーチュンという伝説を持つ魔術師を前にして、実際の彼女が偉人的なイメージとかけ離れていた事にショックを受けていた。