概要
車名は「反逆」の意味。
二世代が存在する。
初代(MC13)
1985年発売。
レブル(REBEL)という名は国内仕様のみで、輸出仕様はCMX250と命名されていた。
同クラスのアメリカン(クルーザー)にしては車重が軽く、価格も安かったため人気を得た。
1998年に生産終了。
二代目(MC49)
2017年発売。
19年のブランクを経て、現代のバイクとして生まれ変わった。
生産はタイで行われている。
エンジンはCBR250R(MC41)由来のDOHC水冷単気筒を搭載。
車体は燃料タンクを除けば黒かグレーで纏められており、ホイールも黒のキャストホイールを採用した。
このため先代と打って変わって落ち着いた雰囲気になっている。
ヤマハ・ドラッグスター250亡き後は唯一の250ccクラスのアメリカンである事や、税抜き498,000円(登場時)という低価格から再びヒットした。
発売直後は3,000台程度であったが、右肩上がりで売上を伸ばし、2020年にはなんと14,000台。特に女性受けが抜群で、販売台数は2位のADV150にダブルスコアをつけてのブッチ切りの1位。ここまで単一のミドル級バイクが売れるのは、90年代のゼファー400以来である。
コロナ禍で密にならない移動手段としてバイクが持て囃されているということを差し引いても、異常な人気ぶりと言える。尤も、そのコロナ禍ゆえに生産が滞っており、納期は半年以上かかる場合もザラである。
兄貴分に500ccの並列二気筒エンジンを搭載したレブル500と、DCT装備モデルを擁したレブル1100がある。