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概要編集

Fate/Grand Order第二部第七章『黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン』にて登場する現地人枠のNPC

テペウ同様にミクトランに暮らす『恐竜人間(ディノス)』の一人で、ティラノサウルスのような容姿をしている。チチェン・イツァーで闘士職として活動しているディノスたちの英雄と呼ばれる英傑。

初めは獰猛な恐竜のような振る舞いだったが、

その日彼は運命に出会う——


人物編集

闘士職でありながら、戦闘を好んでいない理知的・理性的なディノス。

以前から闘士という職業には疑問を抱いており、強さは自分の守りたいもののために使うべきと考えている。テペウと比べると知能はそこまで高くはないのだが、自分の気持ちに正直であり、平和なミクトランを愛する紛れもない英雄


U-オルガマリーを見た瞬間全身に電撃が走り、それ以降オルガマリーに一直線に好意をぶつける様になる。


戦闘能力編集

ディノスたちはほとんど全員が戦わないだけで、実際はサーヴァントに引けを取らない戦闘能力を持つとされている中で、英雄とされている彼の実力はトップサーヴァントにすら匹敵するものだった。

恐竜王の前に立ったカルデアたちを排除するために神官ヴクブから命じられた際は実際に交戦することになるのだが、サーヴァントの攻撃や、ある事情で弱体化していたとはいえU-オルガマリーのプラズマを受けても無傷という規格外の頑強さを誇っている。

攻撃力もあのORTの触手を噛み切れるほどの咬合力を持っており、攻防共に隙のない理想的な闘士である。


関連イラスト編集

【FGO】U-オルガマリーとワクチャンのデート


関連タグ編集

黄金樹海紀行ナウイ・ミクトラン 惑星を統べるもの Cosmos_in_the_Lostbelt ディノス
























愛を貫いた闘士の最期編集


本編の最終盤、遂にORTが復活する。

その場にいた全員が退避しようとする中、U-オルガマリーはテスカトリポカに心臓を引き抜かれたことによる機能不全で動けずにいた。更に、デイビットによって捧げられた異星の神の心臓を得たORTは彼女を自分の一部と認識し、全身に触手を突き刺した上で吸収、分解を開始する。

サーヴァントすら近寄れないほどの宇宙放射線を発するORTの触手を前に誰も動けない中、彼だけは危険すら顧みずに動いていた。


「うぉぉおおおおおおおお!枝なら任せろ、まるかじりだぜぇえええ!」


オルガマリーを拘束するORTの触手を噛み砕き、彼女を解放したワクチャンだが、その代償に全身を宇宙放射線に侵され、死に体となってしまった

被曝により目も見えず、耳も聞こえなくなった中で、ワクチャンは最期に最愛の彼女に言葉を残す。





「オレは、オマエに会えると思って◯◯◯(主人公)たちに付いてきたんだぁ。

ずっと気になってたんだよなぁ。うまいコト、ぜんぜん言えなくてさぁ。

こんなコトなら闘士職じゃなく、テペウみたいに神官になっていればなぁ。

でも、あの時のコトバは本当だぜぇ。


なんか何も見えないんだけどよぉ。オルガの彩だけは、きら星みたいに、光っててさぁ。


————会えて良かった。オレの人生、めちゃくちゃ、充実してるなぁ。」



こうして、最強のディノスは自分が一番大切で守りたかったモノを守り抜いて、その生涯に幕を下ろした。


主人公は彼の死体をせめて地上に安置しようと提案するが、彼の身体は既に超高濃度の放射線に汚染されてしまっており、またORTが動き出してしまった事で触れることすら叶わず、崩落が始まる棺を前にして置いて行かざるを得なくなってしまった。


主人公「……さよなら、ワクチャン。トモダチを助けてくれて、ありがとう」

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