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ヴァジュイール

ゔぁじゅいーる

スクウェア・エニックスのコンピュータRPG『サガフロンティア』に登場するキャラクター。
目次 [非表示]

概要

「指輪の君」ヴァジュイール。

氷と炎のリージョン「ムスペルニブル」に宮殿を構える上級妖魔。

妖魔の君の1人にして、妖魔の中では実力も最上級。

自分を楽しませてくれる挑戦者を心待ちにしている。

白薔薇姫曰く、「陽気なお方」。(リマスター版より)


登場場面

多くの主人公では、時術を求める者として訪問することになり、実力が伴っていれば時術への道が開ける

用が無くても多少の無礼は気にしないが、彼のことを知らないなどと答えようものなら逆鱗に触れてしまい、遠くのリージョン(クーロンの自然洞窟)に飛ばされてしまうので要注意。

もっとも、行き先でパーティ育成したりアイテムを取りに行く為にこれを利用するプレイヤーは後を絶たない(通称「ヴァジュルーラ」)。


特殊なのがクーン編。

クーンの目的である指輪収集に関わることになる。指輪の1つを彼が持っており、それを獲得する為に数々のミニゲームにチャレンジしなくてはならない。

しかも、そのミニゲーム各種が、他の指輪を持っていないと挑戦すらできない構造になっている。また、一部かなり難しい戦闘を要求されるものまである。

戦闘場面では背景に彼の様子が映し出されており、一部始終を見ている模様。誰だマグマスライム30体なんて用意したのは!

(マグマスライムはフレイムバリアという近接攻撃を仕掛けると炎でカウンターしてくるバリアを保有している上に「マグマタッチ」というHPではなく命であるLPを直接削る技を使用してくる。元からLPの多い種族であるモンスターやメカはともかく、ヒューマンや妖魔はヘタをすると2〜3ターンで蘇生すら不可能になる。仲間も守れる剣技・ディフレクトや熱属性以外の全体攻撃を所持したキャラはほぼ必須)


全てのミニゲームをクリアすると、最後に彼との直接戦闘になる。しかし彼自身は「氷炎の結界」によってあらゆる攻撃を遮断する。


アセルス編では襲い来る刺客が悉く妖魔であり、上級妖魔とすら切り結べるため誤解しがちだがこの世界における「上級妖魔」とは大体がこのくらい理不尽な力を持っているのが当然である。

また妖魔は自分より格上の妖魔には逆らえない仕組みなのでエミリア編ラスボスである妖魔のディーヴァですら、半妖ではあるものの肝心の妖の部分が上級妖魔のなかでもかなり位階の高いオルロワージュのモノであるアセルスに攻撃する際はダメージ四半減の補正が掛かる(これは雑魚として現れる下級妖魔の攻撃も同様である)。


こんな相手をどうやって倒すのか?


答えは「倒す必要はない」。


彼の要求する勝利条件とは、様々な連携を見たいというもの。

連携履歴にない連携を新しく披露することが、評価を得る為の条件になる。


一見すると難しそうだが、ちょっとでも違っていればセーフ。

たとえば「跳弾×5」が登録済みでも、「跳弾×4」が登録されてなければそちらは通用する。また、DSCや全弾発射ならば、これらは連携でありながら履歴に登録自体されないので、何回でも通じたりする。

単に多連携であればいいので、連携は非常に繋がりやすいがダメージ0のため実戦ではほぼ使い道がない「ハイドビハインド」を全員分用意して「ハイドビハインド×4+何か」で最後の技を入れ替えつつ連発するだけでクリア出来たりもする。


なお、この連携戦闘は彼にとっては余興にすぎないということか、妖魔の君らしく玉座から立ち上がることはない。ちなみに、攻撃(連携)を当てた際、楽しそうに笑っている姿はなかなか愉快。

最初のターンこそ行動しないものの、2ターン目からは「歯ごたえが足りぬかな」のセリフとともに軽く攻撃を仕掛けてくるが、この際も座ったままである。椅子ごと空中浮遊し、グライダースパイクで突撃してくる様は必見。


実質、彼との戦いが終わればあとはラストバトルまで一直線。クーン編では、このヴァジュイール宮殿が実質的なラストダンジョンと言って良いだろう。


なお、クーン編では連携が上手くいくとそれを祝福して花火が打ち上がることや、それ以外の編では彼をわざと怒らせてワープさせてもらうのが非常に便利なことから、ファンからは「花火の君」「ワープの君」などという愛称でも親しまれている。


また開発段階のアセルス編では逃亡後に彼の元に辿り着くルートも存在したのだが、製品版では残念ながら没になってしまっていた。

その為のルートが「オルロワージュの寵姫『紅』(他の登場寵姫の命名法則からすると恐らく「くれ」「ない」なので90番目か71番目の寵姫、流石に9071番目でないだろう)が司る焼却炉に飛び込み、ファシナトゥールを脱出する」。

妖魔である為、一度は灰になっても肉体は再構築されるが、着衣は全て燃え尽きて裸になってしまい、ヴァジュイールの館を目指す事となる(裸状態のドット絵がアセルス、白薔薇姫ともに存在する)、その際にヴァジュイールから貰うのが例のピンクのドレス。この辺りが没になった理由だろうか。

一度は没になったこのルートだが、2021年発売のリマスター版で正式に採用された。序盤の脱出ルートが増えており、上記の展開ほぼそのままで焼却炉ルートでの脱出で見られる。ただし、流石に全裸はダメだったのだろうと思われ、衣装が水着程度に焼け残るという表現に変わっている。この変更により、リマスター版では焼け残ったジーナの服の一部から元の服装を復元したとも取れる展開になっている。


なお、この際も、服がボロボロの二人を見て、「よほど暑い所から見えられたようだな」と、持ち前の陽気さで出迎えた上に、元の服を着せてくれる。

「裸よりも服を着ていた方が良い」と、人間と妖魔の美的感覚に違いがある事を語った後(彼の個人的な感覚かもしれないが)、お得意のワープで二人を別のリージョンへ飛ばしてくれる。

そして「オルロワージュは自身の気紛れで滅びるかもしれない」と、独り言を呟く。


「裏解体新書」の小説「ヒューズのクレイジー捜査日誌」では、指輪を求めるクーン達が5連携技をうまく出せず悩んでいた所を、ヒューズのアドバイスによって「ハイドハイドハイドハイドサミング」にて試練を見事突破。

クーンに目潰しされて血の涙を流しながらも大喜びし、酒をラッパ飲みしながら指輪を渡すという素晴らしいキャラ崩壊を見せた。なお、本作では時の君とは友人関係となっており、クーン達のアドバイザーとして参戦したヒューズには別途報酬として時の君を紹介した。ヒューズ曰く「永遠の生が退屈すぎて連携マニアになったんじゃねーか」。

その後は直接登場こそしないものの、最終盤でリュートの訪問を受けていたが、ヴァジュイールの事を知らないと言い放った彼とサンダーに激怒して彼らをワープさせた。こうしてリュートたちはクーロンの自然洞窟…ではなく、ヒューズ達とモンドが最終決戦を行っているその場へ飛ばされた


インペリアルサガ

闇ルートで登場し、ムスペルニブルが極寒だったことから、反動で火山の山頂に住居を構えている。闇の最終皇帝の計画で、彼の空間転移能力が必要になったため、ヒューズ率いるIRPOメンバーなどが彼の元を訪れる。


期間限定イベントでも2016年夏に登場。これと関係した物語になっており、ヒューズたちの活躍で彼の準備が整い、空間転移の協力をしようとしたところだが、テストの為に多くの美女たちを集め、やはり「美しい戦い」で楽しませるようほぼ一方的に挑戦状を叩きつける。つまりこのイベントのボスになっている。

原作の結界も本作の仕様に合うよう実装されていて、さすがにあらゆる攻撃が通じない極端なものではないが、6属性のうち3属性を遮断してしまう結界を毎ターン使ってくる。

通常本作のイベントクエストは、属性によって有利不利がハッキリ分かれているのが通例だが、彼の場合はこの結界により「リスクを避けたければ多種多様な属性を用意したほうがよい」という特殊性がある。偏った属性の場合、そのターンの結界に引っかからなければその分多くのメンバーが攻撃に参加できるが、運が悪いと数ターン手出しできないなんてこともある。

連携要素もアレンジして再現されており、5連携を見事決めることが出来れば、HPを0にしてなくても戦闘に勝利することができる。

エクリプス

火山帯の大陸「クレマール亜大陸」の近くにある小島に居を構えているが、その影響で島は濃霧に覆われてしまい、「焔霧島」という別名がついているなど、独自の価値観を持つ上級妖魔らしい一面は相変わらず。

そして、オルロワージュが本作の舞台において自分の存在のありように懊悩した末に自らを石化した際、妖魔の頂点の1人がこのありさまでは妖魔全体に悪影響が及ぶと考えたヴァジュイールはこれを解除しようと動いたのが、本作での彼の活動の始まり。


だがすんなりと解除することはできず、妖魔の君同士の力が衝突した影響で、ヴァジュイールはかつて所持していた「神秘の指輪」が自分の体内に顕現してしまい、指輪の力にのまれて暴走してしまう。これが彼と戦うシナリオイベントとなる。

「愉楽の試練」という特殊効果を全員に与え、普通に攻撃するとダメージが50%削られるが、連携を絡めればダメージが380%上乗せされるという極端なバフ+デバフをもたらしてくる。

お供にマグマスライムミニを3体従えており、これを倒して連携成功率のメーターを上げ、ヴァジュイール本体相手に連携を狙うのが定石。


それとは別に、強敵イベントでも彼は再び登場し、巨大かつ頑丈なマギアスライム2体を従える。このスライムはヴァジュイールを庇いつつ攻撃をしてくるうえ、ヴァジュイールが毎ターン蘇生処置を行う鉄壁の布陣。一定ターンが経過すると蘇生を停止するので、そこから攻めに転じると倒せるようになっている。

ちなみに同時実装されたクローディア&ラベールの浴衣バージョンは、上記の旧作イベントで招待されたメンバーでもあったりする。旧作の世界に浴衣を置いてきたはずなのに、同じデザインの新品が届いたことで、ヴァジュイールからの再挑戦状ではないのかと気が気で無いらしい。


ロマンシングサガリ・ユニバース

2021年7月9日より開催の「サガフロンティア発売日記念 Romancing祭アセルス編」にて妖魔アセルスこと【針の城の新たな主】アセルスと【半妖の守役】イルドゥンと共にSSスタイル【花火を打ち上げろ】が実装。

本編で連携を見せるよう言ってくる様子からイベント「ヴァジュイールの芸術採点」が開催され、大いに盛り上がるイベントとなった。

「ヴァジュイールの芸術採点」は通常より連携が発生しやすい特殊バトルイベント。面白い連携を投稿するとプレゼントが当たるコンテスト企画として銘打たれ、この一度限りで終了する予定だったそうだが、ユーザーからの反響が予想以上だったらしく「不定期に開催できれば」と公式生放送で言及された。実際に2022年にもう一度開催されており、特製アクリルスタンドなどのリアルプレゼントがコンテスト報酬として進呈された。


【花火を打ち上げろ】は知力依存の体術キャラという特殊な立ち位置。

直接攻撃を受けると確率でカウンター技「ファイアワークス」を発動。味方生存者全員のBP+1・カウンターなので複数回発動可能と嬉しい効果だが確率発動なのがネック。陣形効果や挑発技「サンスポット」でターゲット調整がある程度可能。アビリティ効果で高い防御・精神耐性を付与できる盾役として機能する。精神の高さは長らく1位を保っていたSS【かわいいネズミだ】キドラントの町長を超えるスペックだったことで話題となった。


2022年2月24日から開催の「SaGa the Music FES.2022開催記念 Romancing祭 めがみ編」にて【めがみのがっき】めがみ、【音響爆撃開始!】ステスロスと共にSS【我がビートに連携せよ】が実装。本編で椅子から立ち上がらない事から、同じく椅子に座ったままのパートであるドラマーに華麗なる転身を遂げての登場となった。(同時開催の最終皇帝(男)編では同じく妖魔の【時間よ、止まれ】時の君が実装されている)

前述のカウンター技だった「ファイアワークス」が通常技に変更されいつでも発動可能に。代わりにカウンターは出来なくなったが、陣形に左右されなくなったのが大きい。横一列技がメインになるため昨今の周回向け性能。通常版から全体技の「モーリオン」を継承させるのが一般的か。逆に通常版に「ファイアワークス」を継承させ、盾役兼BP加速要員としての採用も面白い。


関連イラスト

ヴァジュイール

妖魔の君無題


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サガフロンティア クーン(サガフロ) 時の君 オルロワージュ

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