私のおじいさんがくれた初めてのキャンディー、
それはヴェルタースオリジナルで私は4歳でした。
その味は甘くてクリーミーで、こんな素晴らしいキャンディーを貰える私は、
きっと特別な存在なのだと感じました。
今では私がおじいさん、孫にあげるのはもちろんヴェルタースオリジナル。
なぜなら、彼もまた特別な存在だからです。
(2003年ごろに放送された日本版CMより)
概要
バターと生クリームを砂糖と水飴で煮詰め、冷やし固めたトフィーと呼ばれる製法の菓子。ドイツの「ヴェルター村」で作られたのが名前の由来とされる。1969年から本場ドイツでストーク社から販売されており、日本では森永製菓から販売されている。
栄養成分は1粒(標準5.2g)あたり以下の通り。(森永製菓公式サイトより)
熱量 | 22kcal |
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たんぱく質 | 0g |
脂質 | 0.44g |
炭水化物 | 4.5g |
ナトリウム | 21mg |
商品の種類
- ヴェルタースオリジナル キャラメルキャンディ
- ヴェルタースオリジナル エクレア
- ヴェルタースオリジナル キャラメルコーヒー
- ヴェルタースオリジナル キャラメルチョコ
- ヴェルタースオリジナル チョコトフィー
日本で発売されているヴェルタースオリジナルはキャンディが主流だが、国外ではキャラメル、タフィー、チョコレート、ポップコーンなど様々な種類の商品が発売されている。
商品名について
ドイツでは、元々Werther's Echteなる商品名で販売されており、Echteはドイツ語で「本物の」を意味する。
Werther's Originalの名称は国際進出のために1990年代に採用されたものである。
ヴェルターズオリジナル(スがズ)、ウェルタースオリジナル(ヴがウ)、ヴェルタース・オリジナル(中点つき)と誤表記されることも多い。
略称としてはヴェルタース、ヴェルオリ、WOなどの呼称が存在する。
CM
Web上では冒頭のナレーションのCMが有名。
白髪にヒゲを蓄えた老人が孫を抱きかかえながら、ヴェルタースオリジナルにまつわる思い出を語るという内容は世界共通である。
2003年に日本で放送されたCMは秋元羊介が吹き替えているが、森永製菓を通じて本国側が老人役の俳優は特定できていないと回答している。
いつしかナレーションが2ちゃんねる(現5ちゃんねる)のコピペネタとして流行し、ニコニコ動画やYouTubeなど動画サイトの勃興によりMAD動画も数多くつくられた。
当初はこの老人は「おじいさん」、「ヴェルタースおじいさん」、「ヴェルタースオリジイサン」などと呼ばれていたが、画面の左半分を左右反転してシンメトリー化すると両手にキャンディを持ったすさまじく威圧的な表情になることから「魔王」と称されるようになった。
Web上で話題になっていたころにはこのおじいさんの演者がロバート・ロックウェルであるという噂も流れていたが、これは国外版と混同したものであり日本版のおじいさんは前述の通り不明である。
このほかアーノルド・ピータースが出演したCMも存在する。
CMで孫がキャンディを口にした瞬間絶妙なタイミングで\デェェェェェェェン/と低い音が流れることから動画のオチとして使用されることも多かった。
2010年頃にCMは放送されなくなったが、2017年におじいさんが交代した新バージョンが放送された。
関連イラスト
関連タグ
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赤血球…形が似ている。
チェルシー…バタースカッチ味が少し似ている。
バター茶…チベットで飲まれているお茶。日本風のものは、チェルシーのバタースカッチやヴェルタースオリジナルに味が近い。