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一条龍

いちじょうりゅう

一条龍は田中モトユキの漫画『BEBLUES~青になれ~』の主人公である。
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プロフィール編集

所属大浦SC→大浦東中→武蒼高校
ポジションMF→FW
利き足
家族構成父、母

概要編集

この物語の主人公サッカーに愛されし少年、埼玉伝説と言われるサッカー少年


小学生編編集

幼馴染青梅優人、優希と3歳の頃からサッカーを初め、小学生の頃から常々18歳でのサッカー日本代表入りを計画と公言する程であり、それを確実にするだろうと周囲に思わせる確かな実力と実績を持っていたが、浦和レッズジュニアユース入りを決めた翌日、全国大会進出を決めた日の帰り道、急激な階段を幼馴染の優人と優希と一緒に上っていた際、車に轢かれそうになった優人を引っ張り助けたものの、その勢いのまま階段を転げ落ち左腕、右足脛開放骨折、腰椎圧迫骨折、全身打撲、全治二年重傷を負う。

当然ジュニアユース入りの話は流れたが、事故の原因となった優人に対し決して自分はあきらめないと宣言、リハビリの日々が始まる。


中学生編編集

周りの支えで2年のリハビリを経て中学部活で再起を誓うもブランクの影響は大きく、プレースタイルの変更等の試行錯誤を重ねるも両親がインドネシアに出張が決定

大怪我の影響から龍と離れる事を恐れる両親の気持ちと、自分がカムバックできたのは両親の支えが有ったからこそだという事実を思うと断る事が出来なかったが、同級生の宮崎が奮起し、部活の皆が一条の為にインドネシア行きを取りやめさせようと全国を目指していたことを知り、県大会で小学生時代のライバルナベケンに敗北しそのままインドネシア行きになろうかと言う際に勇気をだして両親に日本でサッカーに打ち込ませてほしいと嘆願、青梅家に居候となり、高校サッカーから再び日本代表入りを目指す。


高校生編編集

一般入学1年からのAチーム入りが可能な県内強豪校として武蒼高校に進学。

ナベケン、優人、桜庭巧美等の顔見知りも共に入部し周りにも高いレベルのショートパスを求めるスタイルから指導者、チームメイトからは一目置かれると同時に好まれていない面もあるが、同校唯一の世代別代表レノンにはその素質を高く評価されるなど優れた面を見せ高校デビュー試合のプリンスリーグでは、化けの皮が剥げた桜庭の代わりに出場、鮮烈なデビューを飾る。

しかし不貞腐れた桜庭を諌めようとした優人から立彦の名を聞いた途端桜庭は逆上、暴力沙汰に巻き込まれて部活謹慎の憂き目にあってしまう。

諦めた中途退部者を見つけ練習するも、その前を向き続ける姿勢が嫌われていたが、大浦東との試合でその高い意識は好影響を与え中途退部者組、桜庭とは和解、部活に復帰する。

復帰後、高い目標を掲げるその態度は一目置かれるが、合宿の紅白戦にてその意識の高さと裏腹な安全志向をミルコに指摘され…


プレースタイル編集

小学生時代はトップ下の司令塔だが凡そ欠点と言える点が全く存在しない程で、驚異的な足元技術、プレースキック、戦術眼、アイディア、オフザボールの動き、身体能力の全てが同世代のトップクラスと言っていいほどだった。

特に高速のカットインからのミドルは代名詞となるほどの切れ味を誇り、見る者を魅了した。

しかし2年のブランクは相当に大きく、ボールタッチの感覚を喪失。

中学ではオフザボールの動き、戦術眼、空間認識力を生かしワンタッチゴーラーに活路を見出す。

その後、元ユーゴ代表監督ミルコ・コヴァッチの手ほどきを受け、弾丸ショートパスの有効性に気付き、司令塔としての優れた資質も現している。ポジションはFWのままだが他人を使う方が可能性の高い場面は一瞬の隙も逃さずパスを出すなど、戦術眼には一層の磨きが掛かっている。

また、リハビリ終了後は優人のランニングに付き合った事も有り、スタミナも豊富。


人物像編集

一言でいえば聖人サッカー仙人である。 本質的にはサッカー大好き少年と言う良くある主人公像なのだが、その大好きなサッカーを幼馴染のせいで失う事になりながら優人を一言も責めず逆に慰め、優希の着替えを見ても自分の裸を見られても全くの無反応、親の都合で再び目指し始めた自分の夢を奪われそうになってもそれを受け入れようとしていた程で、とにかく『良い奴』としか言いようがなく、そのある種の非人間的魅力から読者がつけたあだ名は『龍ちゃんさん』。

自分の行いに対して後悔せず、どんな困難に対しても決してあきらめず、大怪我を乗り越えたそのメンタルは周囲にも影響を与えている。

その上、向上心の塊であり、合宿中は誰もがフィジカルトレーニング後にダウンする中(休憩中に仮眠を取ったとは言え)、高いモチベーションのままフリーキック練習に挑むなど、まさしく全てをサッカーに捧げんばかりのサッカー馬鹿。

ただし、表面上は平気そうにしているが大怪我のトラウマから階段の下りは常に手すりをつかんで行い、手すりが無い際は誰かに捕まらないとできない。


高校一年生とは思えない程真面目にサッカーに打ち込んでいるため、優希やアンナに想いを寄せられている事にも気付いておらず、優希の下着姿、おっぱい押し付けストレッチにも反応した様子が見られない。

おまけに味音痴であり、食べ物はご飯も汁物もおかずも全部混ぜてから食べるその姿は優希を除く周りからはしばしば呆れられている。ジュニア時代のトレセンでは、プレーもさることながら、「弁当にアクエリアスをかけて食べた」ことで同世代の注目を集めた。高校生にして最早三大欲求の内食欲と性欲はサッカー欲になって居るのかもしれない…。

ただし食事の全部混ぜに関しては高校で初歩的な栄養学を学んでからは自重しているようだが、カレーなど混ぜ混ぜが合法的な物は好きらしい。


語録編集

  • オレ…先生に聞いたよ…。サッカーできるようになるのか…そしたら言われたよ、。私が無理と言ったら、あきらめるのかいって?一瞬で答えは出たよ。あきらめないって。
    • 病室のベッドにて、事故の原因となった優人との対面時。どう考えても自分の方を心配すべき状況で、優人がサッカーを止めるのを心配しての台詞。12歳の少年のメンタリティとは思えない台詞である。

  • 決めるべき時に、決めるぜ
    • 百発百中のゴールフラグ。ここぞという場面でしか言わないが、言う時は正しくそういう状況であるためか非常に印象に残りやすい。本作唯一の必殺シュート名ともいえるかもしれない。

  • オレ、日本代表になる。いつか必ず
    • 小学生の頃から18歳までにA代表入りと言う計画を公言しているが、この台詞はインドネシア行きが決定しかかっていた際の物。18歳までと言う目標を外して語ったのはこのシーン位であり新たに強い決意を固めた事が窺える。

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戦力外通告さんへ。


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男の中の男

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