カードテキスト
(1):このカードの召喚に成功した場合、
相手フィールドのモンスター1体を対象として発動する。
発動後、3回目の自分スタンバイフェイズに対象のモンスターを破壊する。
(2):このカードの(1)の効果の対象のモンスターがフィールドに存在している限り、
このカードは戦闘では破壊されない。
概要
原作・遊戯王にて闇マリクが使用したサディスティックなカードの一種。こちらは一応、多くのリリース素材を要求するラーを降臨させるのに一役買う魔法カードとのコンボ要員という一面もあるが、デザインなどからして、個人の嗜好も結構反映されている。
溶岩魔神を高い再現度でOCG化したコナミも、このカードまでうまく再現・強化する気力が起きなかったのか、はたまたコンボパーツとして起用されていた機械複製術と乱用されるのを懸念したのか、種族変更などの処置を行っている。この影響により、アニメの対城之内戦では、機械複製術に対応するように同じ能力を持った機械族モンスター「プラズマイール」が代わりに登場した。
というよりそもそもの話として万力でモンスターの頭を締め付けるという絵面自体が放送コードに引っかかると判定されたのか、対孔雀舞戦における登場シーンの時点で原作で共に舞を直接攻撃して拘束したバイサー・ショック共々アニメでは使用モンスターが「ホールディング・アームズ」「ホールディング・レッグス」というモンスターに差し替えられており、それらのモンスターもOCG化された。
(さらに言えばアメリカ版ではそれでもなお該当シーンはモザイクで描写がぼかされている)
また、登場当初ではそれほど多くなかった除去効果や戦闘耐性も、今では珍しくなくなったため、闇マリクのファンデッキでもなければ、採用の機会はなかなか巡ってこないと思われる。…というより上記の「ホールディング・アームズ」の場合、OCG版の効果では除去効果が無い代わりにこのカードに近い攻撃封印効果に加えて相手のモンスター効果も無効にできるため、闇マリクのファンデッキですら役割を取られてしまっている。どんぐりの背比べではあるが。
もっとも、イラストのほうは、一部の絵師や遊戯王ファンの目に焼き付いてしまうほど衝撃的なのか、はたまた使用者の知名度や名悪役ぶりのなせるわざか、ピクシブにて稀に関連イラストが投稿されている模様。