機械複製術
きかいふくせいじゅつ
その名の通り、機械族モンスターを複製する効果を持つ通常魔法。
2018年8月現在、このカードによって特殊召喚可能な機械族モンスターは100種を優に超えるほど存在する。勿論その中には通常モンスター、効果モンスターだけでなくチューナーモンスターなども含まれており、どんなモンスターを呼び出し、どんなカードと組み合わせるかによって様々なコンボを生み出す事ができる可能性の塊である。基本的に同名のモンスター=同ステータスのモンスターを複数体特殊召喚する事になるため、エクシーズ召喚やリンク召喚にも活用しやすい。また「攻撃力500以下」という条件は別に「元々の攻撃力」などと指定されているわけではないため、わざと攻撃力を引き下げてやれば基本攻撃力500以上のモンスターでも特殊召喚が可能。DNA改造手術やピアニッシモなどと組み合わせてやれば、特殊召喚できるモンスターの幅がさらに広がる。
逆に機械族攻撃力500以下のモンスターのカード名を変えるという事も有効であり、一例としてフィールド上に存在する時にカード名をサイバー・ドラゴンとして扱うサイバー・ドラゴン・コアを指定してサイバー・ドラゴンを2体呼び出すといった芸当も可能。
ただし、特殊召喚はデッキからのみである点に注意。特殊召喚したいモンスターが手札に来てしまっている場合、そのモンスターを手札からフィールドには出せない。勿論、墓地のカードや除外されているモンスターも対象外であり、特殊召喚不可のモンスターもアウト(明らかにこのカードでの展開ができないように特殊召喚不可の制約を課せられたと思われる機械族モンスターも存在する)。場合によっては貪欲な壺やリロードなどを使ってデッキにモンスターを戻しておくのも手。
ちなみに原作では永続魔法であり、対象となるモンスターが強化されると特殊召喚されたモンスター共々自壊する効果を持っていた。OCG化される際に強化されたカードの一つと言える。
闇マリクは万力魔神バイサー・デスに対してこのカードを使用しようとしたが、城之内の奇策によってコンボに失敗し、まともに活躍することなく退場となった。なお、万力魔神バイサー・デスは悪魔族としてOCG化されたため、(DNA改造手術でも併用しない限り)原作のコンボは不可能となっている。アニメの遊戯王DMでは別のモンスターが登場し、整合性を持たせている(結局コンボは同様の展開で城之内に突破された)。