概要
世界最大の自動車マーケットである中国は、メーカー・ブランドも多数が群雄割拠している。2009年には自動車の生産台数もアメリカ合衆国を抜き、世界一となった。
日本を含めた海外企業と合弁会社を設立、その国のブランドで製造・販売している会社もある。また、海外メーカーが企画・開発した自動車を中国の工場で製造し、日本に輸入しているケースもある。
乗用車としては日本ではなじみがないブランドがほとんどだが、日本の商用車メーカーが電動化に出遅れたという事情から、日本でもBYD製の電動バスを導入している事業者は少なくない。なお同社は2023年1月から日本の乗用車市場に進出したが、売れ行きは芳しくないようである。
ヨーロッパでは安全保障上の理由や中国製電気自動車(EV)のシェアが急上昇し現地の欧州車メーカーを脅かしている事情から、EUは2024年10月に中国製EVへの追加関税を発動した。
主なメーカー
東風汽車
上海汽車
奇瑞汽車(チーロイ、Chery)
北京汽車
長城汽車
比亜迪汽車(BYD)
広州汽車
吉利汽車(ジーリー)
関連メーカー・ブランド
テスラ - 日本で販売されているテスラ車は中国製。
フォルクスワーゲン - 上海汽車、第一汽車などと合弁を結ぶ。
トヨタ - 第一汽車、広州汽車などと合弁を結ぶ。
日産自動車 - 東風汽車と合弁を結ぶ。
本田技研工業 - 広州汽車と合弁を結ぶ。
三菱自動車 - 同社製エンジンが現地メーカーに多く採用されている。