概要
阪急阪神ホールディングスグループ所属の交通事業者で、通称丹海バス。
1896年に前身の伊根汽船合資会社が宮津と伊根を結ぶ蒸気船を就航させたのが始まりで、太平洋戦争中に宮津地域のバスと汽船の5社が統合されて現在の丹後海陸交通が成立した。
本社は京都府与謝郡与謝野町に置かれている。
バス事業
一般路線バスは利用者数を回復させるため、京丹後市主体で市内路線の運賃を上限200円に値下げした。この施策により利用者数は最低期の2倍にまで回復した上、運賃収入も2割近くアップした。
ちなみに、一般路線バスには系統番号があり、5〜10とT1〜5は宮津市〜与謝郡伊根町方面(Tは宮津市東部の田井地区)、20番台・40番台以降とY1〜6は京丹後市方面(Yは弥栄地区巡回)、30・32は与謝野町加悦方面の路線に付けられている。
一般路線バスが乗り入れる鉄道駅
宮津駅、天橋立駅、与謝野駅、峰山駅、網野駅、久美浜駅、福知山駅
高速バス
- 宮津・天橋立・峰山 - 大阪
峰山から天橋立、宮津を経由し、新大阪、阪急梅田までを結ぶ。阪急バスと共同運行。
- 丹後 - 京都
京丹後市の間人(たいざ)から網野、峰山、天橋立、宮津を経由し京都駅までを結ぶ。単独運行。
車両
いすゞ自動車製の大型車と中型車が大半を占め、他に日野自動車製や三菱ふそう製の小型車がある。近年導入されている車両はノンステップバスが多い。
大型車は多客時によく使われている。
船舶事業
- 天橋立観光船
- 伊根湾めぐり遊覧船
- 特急モーターボート(天橋立 - 一の宮)
ケーブルカー事業
宮津市内の府中駅と傘松駅を結ぶ。並行してリフトが走っている。
季節に合わせて営業時間が変化し、12月から翌年2月までは最も営業時間が短い。
関連タグ
京都交通:お向かいの事業者。福知山市内で一部の路線が重なる(丹海バスの福知山市内乗り入れは平日のみ)。かつては天橋立駅を起点に、京都市の祇園とを結ぶ快速バスが存在した。
加悦鉄道:丹海バス与謝福知山線(30番・32番)は、1985年に廃止された加悦鉄道線の廃線跡に並行しており、事実上の代替バスとして機能している。