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概要編集

江戸川乱歩生誕130年を記念したコラボエピソード。脚本は劇場版の脚本も担当している推理作家の大倉崇裕氏。

2024年11月16日に前編、11月23日に後編がそれぞれアニメ第1142話と第1143話として放送。


特別ビジュアルとして、江戸川乱歩の肖像画がモチーフとなった「江戸川乱歩×江戸川コナン」のコラボビジュアルが公開されており、時代を超えたコラボとなっている。


あらすじ編集

小林先生の引率で江戸川乱歩邸を訪れたコナン達少年探偵団。

そこを管理している五藤教授が探偵団の存在を知り、通常は未公開の土蔵を見学させてもらう事に。


土蔵内を見学している途中、警察が来たとの連絡を受けて外に出るとそこには高木と佐藤の両刑事がいた。

近くの公園で教授の知り合いである溝端健が他殺体で発見されたとの事で、重要参考人として教授は警察に連行されてしまう……。


事件関係者編集

名前CV年齢備考
五藤教授古澤融59乱歩邸の管理人
奥元了介ヤスヒロ35五藤教授の助手
今井菜々子國府田マリ子28カメラマン見習い
田島理香桃森すもも29会社員
尾車俊二各務立基32作家志望
溝端健江越彬紀30フリーター
水森田澤茉純不明大学内を案内した女性

五藤教授の名前の元ネタは、『乱歩を探して』の著者であり、立教大学江戸川乱歩記念大衆文化研究センター前助教の後藤隆基氏であり、大倉氏のX(旧:Twitter)では後藤氏を「容疑者」にした事を謝罪していたが、後藤氏は生涯に一度の記念になったとの事。


水森は字幕付きで未視聴の場合はエンディングで苗字が判明する形になる。


解説編集

主要キャラの登場人物は前々から発表されており、コナン以外だと、灰原哀少年探偵団小林澄子高木渉佐藤美和子が登場。

特に小林先生が台詞ありでアニオリに登場するのは、2021年4月17日にアニメ第1002話として放送された『緋色の弾丸』のプレストーリーである『米花商店街ダストミステリー』以来約3年半ぶりだが、プレストーリーを除いて場合は2011年2月26日にアニメ第607話として放送された『法廷の対決』シリーズの第4弾である『法廷の対決Ⅳ 裁判員小林澄子(後編)』以来であり、そこから13年以上経過してからのアニオリ再登場となった


余談編集

『コナン』関係者と江戸川乱歩の関係編集

本エピソードの放送の約1ヵ月前、江戸川乱歩に関連してか三上幸四郎氏(第69回江戸川乱歩賞受賞)が脚本を担当したアニメ第737話『疑惑の散歩道』(初回放送:2014年5月3日)が再放送されている。

また、劇場版作品『ベイカー街の亡霊』の脚本を担当した野沢尚氏も第43回江戸川乱歩賞を受賞しており、物語の中だけでなく作品に関わっている作家もまた江戸川乱歩に縁を持っている。


その他余談編集

後編のエンディングのキャストクレジットでは、五藤教授と奥元の名前もあったが、後編で台詞を発したシーンはない。


本エピソードの脚本を担当した大倉氏は、同年(2024年)に『100万ドルの五稜星』のプレストーリー回『失われたお宝ミステリー』の脚本も担当しており、初めて大倉脚本のアニコナが1年に2作品放送された。


サブタイトルに「殺人事件」がつくのは、2021年に放送されたリブート版『ピアノソナタ『月光』殺人事件』以来となるが、完全新作に限定すれば『二十年目の殺意シンフォニー号連続殺人事件』から約24年と実に四半世紀ぶりとなる。



関連タグ編集

名探偵コナン アニコナ 江戸川コナン 江戸川乱歩 立教大学

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