解説
多摩美術大学美術学部絵画学科卒業。
1993年に月刊アフタヌーンにてデビュー。
中学生頃から落書き程度に漫画を描いていたが、本格的にペンを入れて描き始めたのは大学卒業後からとのこと。画材としてぺんてるのボールペンを愛用。
高いデッサン力と繊細な描写が特徴で、作画では枠線などを除き定規を使っておらず、建築物などもすべてフリーハンドながら緻密に風景を描きこんでいる。一方で人物については見やすさを考慮して敢えて簡略化して描いている。
自然を主題とした幻想的・神秘的な作品やシュールレアリズム的な作品が多いが、『リトル・フォレスト』のように料理や日常の生活に密着した作品も得意とする。
影響を受けたものとして押井守の映像作品や、小学生のときに読んでいた『ドラえもん』、つげ義春の『石を売る』、宮崎駿の原作版『風の谷のナウシカ』『となりのトトロ』、杉浦日向子の『百日紅』などを挙げている。
一時期、岩手県衣川の農村で農家を営みながら自給自足の生活をしていた。
2004年、『魔女』により文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞。
2009年、『海獣の子供』により第38回日本漫画家協会賞優秀賞、第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。
作品
連載作品
短篇集
- そらトびタマシイ