顛末
プッチ神父は、空条徐倫達の「引力」により天国の時へと押し上げられ、宇宙の時を加速させる「メイド・イン・ヘブン」を手にした。加速の旅の中で生物に一度運命を見させ、「天国」を創るのが、プッチ神父の目論見。だが、完全に宇宙が一巡してしまえば、運命は決定されてしまう。プッチ神父は、一巡寸前で一度加速をやめ、敵の唯一の生き残りであるエンポリオ・アルニーニョを始末しに向かうが…
エンポリオが手にしていたのはウェザー・リポートのDISCであった。空条徐倫らが繋ぎ、エンポリオに託したそのDISCの能力の前に、プッチ神父は斃された。
概要
「 人の出会いとは「重力」であり 出会うべくして出会うものだからだッ! 」
プッチ神父は作中で度々「引力」について語っていた。それはかつて出会ったDIOから教えられた、人と人が出会うのは「引力」によるものという概念である。全ての始まり、ダリオがジョースター卿の馬車を見つけたのも。ディオとジョナサンの2人の邂逅も、プッチ神父に敵対したジョースターの血統により天国へ誘われたのも、「引力」によるものだと。
だが最後、この宇宙をも形作った「引力」に導かれたのはエンポリオであった。少年と、彼に纏わる「引力」に、プッチ神父は敗れ去ったのだ。そして……。