他作品の同名キャラクターについてはこちらを参照。
演:土門廣
概要
『特捜ロボ ジャンパーソン』の第24話「史上初倒せぬ敵」で登場したゲストキャラ。
スーパーサイエンス・ネットワークの科学者であるドクター三山が作り出した人間そっくりの不死身のモンスター。
人工タンパク質で出来ており、完全に粉々にしない限り復活する。
ジャンパーソンのスキャンでも当初は「人間」と認識してしまう程であり、それが仇となってジャンパーソンが人間モドキを攻撃できないという状況に直面していた。
だが、任務の過程でビルから飛び降り自殺しようとしていた名無しの女性と出会った事をキッカケに人工生命体としての自分に悩み始めてしまう。
そして、ドクター三山に「怪物の姿にしてくれ」と懇願するが、人間そっくりな姿が長所である故に聞き入れてもらえず、更には自分と同じ人間型モンスターの量産化を進めていた事も相まって自身の存在意義に嫌気が差すようになり、人間として生きるためにスーパーサイエンス・ネットワークを脱走。
人間モドキを分析した三枝かおるは「人間モドキを人間と認めたら社会は立ちゆかなくなる」とジャンパーソンに抹殺を命じたが、傲慢とも言える人間至上主義な思想を名無しの女性に非難された事で考えを改めるようになる。
最終的にジャンパーソンの策で表向きは死んだことにされつつ生かされ、自分を求めてくれた名も知らぬ女性といずこかへ旅立った。
後に登場するバイオモンスター兵はこの人間モドキをベースにしている。
余談
この回に綾小路麗子の「人間モドキは人間なんかじゃない」と言う台詞がある。
1周目では単に部下を切り捨てる台詞にしか聞こえないが、実は第42話におけるジョージ真壁の「奴は国家権力を敵に回して平気なのか」という台詞と並んで2周目以降で意味が180度変わる台詞として知られている。
関連タグ
麻生勝…中の人が同じ特撮キャラ。人間モドキとは逆に人間である。
ドラス…麻生勝の宿敵である怪人。同じく人工生命体であるが、こちらは化け物の姿をしており、皮肉にも人間モドキが望んでいた理想と言える。
シグ…同じく中の人が同じ特撮キャラ。こちらは人間そっくりの宇宙人である。
アマゾン(仮面ライダーアマゾンズ)…人間そっくりの人工的生命体繋がり。人間モドキと比べると人間社会と共存させるリスクが高く、生まれてすぐに創造主たる人間達から撲滅対象として扱われた。
エンター:こちらは逆に人間になろうとした悪役。初期の頃は怪人体を持っていなかった。
妖怪人間ベム:こちらはヒーローでありながら、その見た目の為に、人間になろうとした。