概要
仇魂怨女は、台湾のテレビ人形劇「霹靂布袋戲」シリーズに初期に登場する女性である。
リメイク版の「霹靂英雄戰紀之刀說異數」にも登場する。
プロフィール
人物
義理堅く意思の強い女性。白い面をつけ白い衣装をまとい、「島原の子守唄」を歌いながら幽霊のように宙を飛んで現れる。
長針を武器とし、刺す、投げる、吹き矢にする等の使い方をする。また、爆薬をよく使う。
経歴
本名は歐陽琳と言い、歐陽上智の娘だったが、夫と息子が自分の父に謀殺されたことを知り、自邸に火を放って自殺を装い姿を消す。
その後、火傷の痕の残る顔を面で隠し、「仇魂怨女」と名乗って歐陽上智と彼に味方する人々を殺そうとする。
その過程で葉小釵の目をつぶす一方、彼女をかばった修仇休を殺されてもいる。
そして、歐陽上智が素還真らに追い詰められたのに便乗し、夫と子どもの仇を討つことに成功するが、今度は素還真たちを父の仇として狙うようになる。
それによって命を落としそうになったところを呼三嘆に助けられ、彼の弟子になる。
呼三嘆の死後、縁あって龍骨聖刀を手に入れるが、そのせいで万俟焉に殺されてしまう。
夫と子どもの仇として父を恨み、父をかばう敵として葉小釵を恨み、父の仇として素還真を恨み、子どもとして父を慕い、父の仇を討つ同志として葉小釵を助け、正道の一員として素還真を理解していた。
しかし、崎路人に諭され、感情的なしがらみを捨て新たな生き方をしようとした直後の死だった。