『自らの欲望の為に人を使い、手を汚すことなく害悪を振りまく』
「下種め…… 本物の悪魔がどういうものか教えてやる」
『代価は貴様が発する絶望の悲鳴と、その薄汚い命だ』
「サバトへの案内人さ。今宵の生贄は、お前だがな」
「悪魔信奉者を自称している割に、隙の多い奴だ」
「騒ぐな。この程度はまだ序の口だぞ」
「さて……ここからが本番だ。覚悟はいいな」
「まだ二つ目だぞ、いちいち騒ぐな」
「命乞いか……なら一つ条件を出そう。それが出来たら、命までは取るまい」
「今ここで、悪魔というモノを呼び出してくれ。悪魔信奉者なんだろ? 一匹くらいは呼べるだろう」
「おい……よかったなぁ。お前の願いが通じて、悪魔が降臨したようだ」
「もう降臨してるじゃあないか…… お前の目の前に……悪魔が」
「生贄はお前だよ。さあ、次は脇腹に煮えた醤油を入れよう……」
対象
悪魔信仰のために負債者を唆して凶行に及ばせ、依頼人の娘姉妹、美咲・由香含む数名を殺戮させた闇金融の社長に執行。
概要
森鴎外著の「都甲太兵衛」論の中で登場する拷問。書では膝に竹筒を押し付けて肉がへこんだ場所に煮えた醤油を流すとあるが、動画内では伊集院が罪人の両肩に工業用の電動ドリルで穴を開け、そこに細い竹筒を差し込みそこに高温の醤油を流し入れることで、傷口からその先の肉や骨に至るまで焼け爛れ、罪人は書よりも強い苦痛を受けることになった。
経過
動画内では、処刑前にサンドナックル(砂鉄入り)で罪人の頬骨を殴り砕いており、罪人が悪魔信奉者であったことから、処刑中も伊集院が「命が助かりたければ今ここで悪魔を呼び出せ」と強要している。罪人は必死で悪魔を呼び出したが、伊集院は「私がその悪魔だ、生贄はお前だ」「命を救いに現れる悪魔など本末転倒だろう」と言い、追加で脇腹にも同様の拷問を与えようとした。しかし左右の脇腹に竹筒を生やしたところで、罪人は絶命することになった(※そもそも人体において脇腹は血管や神経などが集中している急所であり、日本・戦国時代の磔刑も確実に死に至らしめるために、失血死させる目的で肺や心臓を目掛けて槍で脇腹を突く)。
その後拷問室は醤油の香ばしい匂いで充満し、流川に換気されたらしい(伊集院曰く「普段の血生臭さよりはマシ」)。