『法で裁けぬ悪を討つのが、我が使命。相手にとって不足は無い!』
「馬鹿を地獄に送る、案内人さ……」
「その年になってまだ親頼りか。情けない奴め」
「『用意してやった』だと? それはただの犯罪行為だろうが」
「クズ野郎……貴様に相応しい死をくれてやる!」
「おいクズ。少しは反省したか? 家族の無念はわかったか?」
「あっそ…… 反省しても、拷問は終わらんがな」
「起きろマヌケ。死ぬにはまだ早いぞ」
「どうだ? 車で他人の命を奪った貴様には、相応しい刑罰だろう?」
「大きく口を開けない方がいいぞ。内臓が食われるからな」
対象
あおり運転で依頼人の息子家族を事故死させ、裁判でも替え玉を使い、罪に問われず以降も危険運転を繰り返していた企業の御曹司に執行。
概要
中世ヨーロッパで行われた最も重い刑罰。
拘束した罪人の四肢の関節および肩と腰の骨を大型のハンマーで全て打ち砕き、グニャグニャの状態になった四肢を馬車の車輪に巻き付けて磔にする。本来はそのまま衰弱死するまで野晒しにするのだが、劇中では「そんな悠長な事をしている暇はない」と罪人の全身を生きたままネズミの大群に貪り食わせていた。
経過
拷問室に連れ込まれた罪人に伊集院は悔恨の念を問うたが、罪人にそんなものは微塵もなく「俺は犯罪をもみ消せる」「お前らも地獄へ落としてやる」と醜悪な戯言をほざいた。キレた伊集院は早速罪人の右肩をハンマーで叩き潰し、続けて悔恨の念を問うた。罪人は素直に反省の言葉を述べたが、伊集院は許さず刑を続行。最終的に上述の通り罪人はネズミの餌になった。
モデル
年齢と日常的に危険運転をした末家族を殺害したことから「東名高速夫婦死亡事故」の犯人・石橋和歩の可能性がある。
あとがき
ドイツでは受刑者が車輪刑から生還した場合、その場で解放されていた。
余談
前述のあとがきにも書かれている通り、ドイツでは一定期間を過ぎても生存していた場合、解放された。しかし、その後もまともな生活を送れるかは甚だ疑問である。
関連タグ
伊集院茂夫による餅つき機:この刑をモデルに開発された。