概要
1910年度海軍計画で4隻の建造が議会に承認された。
前級オライオン級の改良発展型で、マストの位置の変更、威力のある主砲の採用などが行われたが、ドイツとの開戦を睨んだ大量建造の必要から、建造費高騰を防ぐためあまり手は加えられていない。
34.3cm砲は連装砲塔に収められ、艦橋の前部に背負い式で1番砲塔、2番砲塔、2本の煙突と後部見張り所の間に3番砲塔、後部見張り所の後に背負い式で4番砲塔、5番砲塔が配置された。
満載排水量:25,700t 全長:182.1m 全幅:27.1m 最大速度:21kt
同型艦
1番艦:キング・ジョージ5世 2番艦:センチュリオン 3番艦:エイジャックス 4番艦:アンソン 5番艦:オーディシャス
1914年10月27日に触雷して沈没したオーディシャス以外は第一次世界大戦を生き抜いた。
センチュリオンはリモコン標的艦として再就役した。第二次世界大戦中は新戦艦「アンソン」として各地に出没してドイツ軍を混乱させ、最期はノルマンディー上陸作戦の人工港マルベリーの防波堤に利用された。
関連タグ
キング・ジョージ5世級戦艦:同名の艦級。第二次大戦中に5隻が就役した。